資産形成に飽きる
40代になって切に感じる事があります。
これは40代以降で研究していかなければならない課題だと思っています。
■お金は貯めるのは簡単だが使うのは難しいということ
■資産形成に飽きてくること
お金を貯めれる人は、貯金することが自然にできる人であり、そこに大きな苦痛はありません。
しかし、お金をためるノウハウとお金を上手く使うノウハウは全く別物です。
お金は目的を達成するための道具の1つに過ぎず、それを上手く使えるかで人生の楽しさもきっとかわることと思います。
このことは30代後半から凄く意識しはじめるようになりました。
資産形成のペースをあげることよりも、お金を上手く使うことを真剣に考えていこうと考えるようになったのです。
ここで、「資産形成のペースをあげることよりも」と書いたわけですが、これは40代に入ってから特に感じ始めたことです。
お金を上手く使う事を意識し始めたから、資産形成に関して興味が薄れたという風にも思えるわけですが、そんな単純な話ではないのだと思います。
これは資産形成スランプなのかもしれません。
感じる所をつらつらと書いてみたいと思います。
<目標に魅力がなくなった?>
一般的に人生3大出費と言われるのが、「住宅費、教育費、老後の生活費」です。
あと加えるとすると、「保険料」と「車関係費」などでしょうか。
なんとなく将来の為に貯金してきてまとまった資産となった時に、突然、家を衝動買いしました。
住宅ローンの繰り上げ返済に奔走しているときは、ホントに真剣に取り組みました。
その経験から資産形成の基礎的なノウハウを得る事が出来たのだと思います。
住宅ローンを完済した後は、当然、貯金額が大きくアップしました。
あらあらと言っているうちに、住宅ローンを組む前の水準に達しました。
その頃から、投資を意識し始めたと記憶しています。
「何があっても困らない様にするには、円キャッシュだけではいけない」という危機感が発端でした。
なかなか投資を始める勇気は持てなかったのですが、そうした危機感により投資を始める決心ができました。
うさみみの場合は、最初の投資は「外貨MMF」次に「外国債券」と「中国株」という流れで、「日本株」は最後でした。
円だけではまずい。その思いは「アセットアロケーション」という考え方に出合ったことで、投資の世界に足を踏み入れたのです。
投資を初めた数年間は、勉強し実践しての繰り返しで、失敗の連続でもありました。
いろんな本を読みあさり、いろんなサイトで勉強し、自分でいろいろやってみる。
資産形成を最も真剣に考えた時期だったと思います。
そうしているうちに、「2人の娘達の教育費の確保」という目標を達成しました。
既に人生3大出費の2つを攻略し、残すところ「老後の生活費」を残すのみとなりました。
「いつまでにいくら」という資産形成の目標と計画をたて、計画以上の資産形成の階段を着実に進んできました。
届くか届かないかはっきりしない間は、熱いものがありました。
そこには投資に対する熱い思いもあり、早期リタイアの模索という人生設計の課題があったことで、熱い想いが維持されていたのだと思います。
その足取りは、このブログやメインブログに書いてきました。
しかし、最近、昔ほど熱いものを感じなくなっています。
それは計画通りの資産形成の実現の可能性が高いと感じるようになってから顕著に現れました。
そこから「お金の使い方を意識し始めた」という流れになったのだと思います。
<慣れること>
「飽きること」すなわち「慣れてしまった」ということ
自己分析する中で感じた事は、資産形成にちょっとだけ飽き始めているということです。
上記で書いた事が原因なのだと思いますが、それだけではなく資産形成に慣れたということかもしれないと考え始めています。
「慣れてくる」=「興味が薄れる」ということじゃないかと。
決して、資産形成がどうでもよくなったという事ではありません。
とても大事なことという意識は変わりません。
興味を失ったというわけでもありません。
何が違うかといえば「以前ほど熱くないということ」です。
「慣れる」→「飽きる」→「刺激を失っている」 そういうことなのかな。
「資産を形成することがゴールではない」ということなのかな。
新たな刺激、すなわち新たなゴールが必要なのかな。
住宅ローンの完済や娘達の教育費の確保というのは、絶対に必要な事であり、絶対やらなければいけないこと。
だけど、老後の生活費は、生活水準次第である程度なんとかなるものだということ。
ホントに頑張んなきゃいけないことなのか、考えれば考えるほど中途半端な気持ちが残ります。
飽きる事がいけないことなのかどうかは今はわかりません。
老後の生活について、リタイア後の生活について、自分が何かをやるという自分なりのイノベーションを考え、構想を練っていく時期なのだと思い始めています。
いわば、次への扉を開く準備をする時期だと考えているのです。
だから、これからも資産形成を続けていくことに変わりはありません。
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