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  • 自然にお金がたまる人(それでもお金がたまる人、やっぱりたまらない人)

       
    「それでもお金がたまる人、やっぱりたまらない人(丸山 潔)」を読みました。
    以前のエントリー「金銭感覚と貯金」で、「貯めれる人は、習慣化できている人なので、放っておいても貯まってしまいます」と書きましたが、そうした私の個人的な実感だけでなく、この本から自然にお金がたまる人について考えてみます。

    生きていくには不確かなことが多い世の中です。
    娘には「自然にお金がたまる人」になってもらいたいと思うし、そのために必要なステップは伝えていければいいと思っています。




    <たまる人とは?>


    ■たまる人はどんな時もたまるし、たまらない人はどんな時もたまらない。
    ■本物の「たまる人」はちょっとやちょっとのことで、「たまらない人」に転落することはない。
    ■「たまる人」は、無理をしないでも自然とお金を使わない。


    「お金がたまる人」はこの3つの特徴があるそうです。
    「たまる人はどんな時もたまる」というのは習慣化しているということなんでしょうね。
    だからこそ「ちょっとやちょっとのことで、たまらない人に転落することはない」ということになります。
    それは何故かと考えると、3番目の「自然とお金を使わない」につながるのかもしれません。

    この「自然と」というのは、お金をためることが習慣化できていなければ理解できない感覚です。
    貯まらない人はどんな時も貯まらないというのは、さすがに言い過ぎだと思いますが、自然に貯まると言う感覚は経験がないかもしれません。

    「自然と」というのは、「気がつかないうちに」とか「ほっといても」たまっていくという感じの言葉ですが、それほど苦にならずに貯金ができていくというイメージです。
    全く何も考えず、何もせず貯まるというのではなく、お金とは正面切って向き合っていろんなことを考えて実践してきた結果、さほど苦もなくお金が貯まるようになったということです。
    「どんな時もたまる」というのは確かにそうですが、なかなか表現が難しいですね。





    <人生観と生活習慣>


    自分がたまる人かどうかは、結局は実績で判断するしかないわけですが、「人生観」と「生活習慣」が大きく関わってる気がします。
    我が家の人生観は「わが道を行くタイプ」で、周りがやっているから(持っているから)ってことはあまり気にしてないです。

    貯金することが趣味のようになっていた時期もありました。
    妻は子育てに専念し専業主婦になりましたが、働きたいという気持ちを押し殺してのことでした。
    もともと貯蓄ができる夫婦だったと思っているのですが、妻は、貯蓄することで自分の実績を示したいという部分が大きかったんだろうと思います。
    これは恐ろしいほどの強い動機です。
    そうやって長い月日が経つと、習慣づいてしまうので、それが自然になってしまいます。

    この本ではしっかりした考え方を持っている人を、「たまる人」という風に持って行こうとしているように思いますが、根本ってのは意外に単純なことじゃないの?って思います。
    「人生観が生活習慣に」そんな感じです。
    逆に言えば、「一旦、とことん頑張った」ということで、生活習慣になったといえる気がするんです。
    「ためれる人」って、「どこかで踏ん張って頑張った人」とも言えるのでしょうね。

    最近は「たまる人=素晴らしい」と単純に言えないなと感じ始めています。
    お金をためるのは将来のより良い支出のためですし、貯金に夢中になりすぎると、今生かすお金も貯金に回しているということもありうります。
    こういうのはあまり深く考えすぎると極端になりがちになりますし、なかなかコントロールが難しいです。
    多少行ったり戻ったりも必要なのかもしれません。

    人が何に生きる意味を見出し、どんな人生観を持っているかということは、人生設計にダイレクトに影響する。その考え方は、良くも悪くもその人の生き方はもちろん資産形成、つまりおカネをため、財産を作る行動にもはっきり表れる


    そのように、人生観が資産形成に影響するのは間違いないと思います。

    逆にこうも思います。
    「頑張っておカネが貯まったから人生設計が考えられるようになった」のではないかってことです。
    それは人生観にも影響を与え、そのことでまた人生設計や資産形成に影響を与える感じになるのでしょう。

    しっきりくる人生設計がたてたと実感できるのは、「具体的かつある程度実現可能な目標を持てている時が多いです。
    それには、自分の歩みたい人生と貯蓄力とタイムリミットの把握ができていないと難しいです。
    そうした自己目標管理術も貯まる人の要件としては大きいのだと思います。
    実際に実践していく中で、これらがつながってくるんですね。





    <たまる人の特徴>

    ・たまる人はよく考える
    ・たまる人はへこたれない
    ・たまる人は変わり身が早い
    ・たまる人は背伸びしない
    ・たまる人は聞き上手である
    ・たまる人はルールづくりがうまい
    ・たまる人は捨てるのが上手
    ・たまる人の目標はリアルである


    考える事は一番大事です。
    周りの人に流され八方美人的支出をしていれば貯まるはずがありませんし、なぜ貯めるのかが自分自身で定義できてないと動機もありません。
    将来のことを考えていなければ、ためようとは思いませんしね。

    これだけ自由な世の中では、まったく何も考えないで貯金が出来るはずがないです。
    ちょっとのことでへこたれていては、貯金なんて出来るはずないです。
    資産形成するって絶対どこかで踏ん張らないとだめだと思いますし、そこでよく考えて工夫して自分なりにやれる環境を作り上げることが、習慣化への第一歩です。
    失敗から学ぶってのも大切だし、よき習慣を続けることも大事です。
    「欲望のコントロール」ってことだもんね。
    それを無理なくできるように変わり身しちゃいましょう。

    「背伸びしない」というのは、手が届く目標を設定し、達成を繰り返していくことがモチベーション維持に強い力を持たせるという意味で様ね。
    これが上手い人は強いです。
    それで達成した時は予定より早いって人は、目標設定の達人だよね。

    この「背伸びしない」というのは、最近よく考えるようになりました。
    「高い目標が素晴らしい」ということではなく、自分に合った目標を見出す事がとても大事だと考え始めています。
    若いうちは最終目標が高くがむしゃらでもOKだと思います。
    ある程度年齢を重ねてくると、ホントのところどのラインを目指すのかが気になるんですね。
    とにかく頑張るから自分の着地点を視野に入れ始める時期は、きっとだれにもあるのだと思います。

    「捨てるのが上手い」というのは、妻に当てはまります。
    ウチにはモノがあまりないです。
    あまり買わないというのもありますが、いらないものは他の人にあげちゃいます。
    他の人にあげちゃう人は、不思議と「もらえちゃう人」だったりします。
    間違いなく我が家は「もらえちゃう人」です。

    捨てる技術って、モノを大切にしていないと思われがちですが、真実は逆じゃないかなと思います。
    モノを溜め込んでも、使わないなら空間のロスだけでなく、必要ないものは頭で把握されてるとは思えないので、そういうのはモノを大切にしているとは言えないと思うんです。
    あるモノで工夫するのも楽しいですしね。

    最近、「断捨離」という言葉をよく耳にします。
    断捨離の定義は知らないのですが、モノを通じて自分の生活や人生観を見つめるという視点を持っているようなので、素敵な考え方だと想像できます。





    <目標を少し下げる>


    貯金しても、「おカネ持ち」にはなれないかもしれません。
    しかし、貯金できれば、将来生活に困るというリスクは確実に減ります。
    貯める段階からもう少し使ってもいいかなと思える段階がくれば、ひとまず貯金生活は成功と言えると思います。
    そういう段階がくると幸せなのかもしれませんね。

    高く掲げた目標を達成できない事は恥ずべきことではなく、より現実に合った目標にするために、目標を少し下げることも大切だと思います。

    また、ためすぎにならないように、お金を上手く使うことを意識することも大切だなと感じています。
    お金は使うためにあるんですからあたりまえなのですが、貯蓄と支出のバランスって難しいですよね。

    実践的には、一旦はとことんがんばって、確実に軌道に乗ったと思えるまで資産形成を頑張ってみて、貯めるを習慣化する。
    ある程度、資産形成に手ごたえを感じて、老後の生活にも意識がいくようになれば、アクセルを緩めて「ワンランク下の目標」を意識して資産形成の着地点を考えていくという流れになるのかなと思います。
    フラフラしたり、行き過ぎたりすることもあるでしょうが、それも通り道だと思います。
    将来を見通す事はできないわけですから、一発できれいにいくことなどないですもんね。



    ちょっと脱線しました。
    お金がたまる人と貯まらない人の境目はどこにあるのか気になります。
    その人その人の考え方が重要だと思います。
    そうした考え方や人生観などに注目しながら、いろんな人から学んでいきたいと思います。


      






    このエントリーは、2011年5月24日にUPした記事を修正しています。
    このエントリーは、2009年8月25日にUPした記事を修正しています。

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    12歳からはじめる賢い大人になるためのマネー・レッスン(品格あるお金の作法)

     

    「12歳からはじめる賢い大人になるためのマネー・レッスン(品格あるお金の作法) 著者:伊藤宏一」を読みました。
    お金に関する事は欧米の教育が進んでいると言われていて、この本では米国や英国のパーソナルファイナンス教育からいろいろな知恵を学んで書いているということです。

    ・お金って汚いと思う?
    ・将来の夢を考えライフプランを作ってみよう
    ・貯蓄をしよう
    ・お金の予算管理をしよう
    ・お金を借りるってどういうこと
    ・いざというときに備えよう~保険のこと
    ・税金と社会保険を考えよう
    ・投資って何だろう
    ・仕事と資産を考えよう
    ・地球環境を守るためにお金を使おう



    子ども向けの本なのでわかりやすく書かれているのですが、今の大人でも知らない人が多いと思います。
    欧米では12歳からレベルということなら、日本ってかなりヤバイと思いつつ、じゃあこれだけのことを娘達に理解できるように伝えられるかというと難しいと思いました。
    この本を娘が手にとって読まないかと期待したものです。
    私の借りる本は、娘もチェックしていますし。





    <お金を貯めよう>


    「貯金」を子どもに説明する時、あら、こんな表現があるのかと感嘆しました。

    貯金がもたらすゆとりとは」で次の様に書きました。

    現在生活するための支出は、仕事収入や不労所得などから得る収入からまかなうとして、そうした収入から貯金する目的を考えてみると、
    ■将来の生活費のため(教育費や趣味費なども含む)
    ■緊急事態に備えるため(生活防衛資金など)
    ■将来の安心感を得るため
    が挙げられそうです。


    これを子どもに伝えるとしたら、「貯金=将来のため」ということでしょうか。

    レッスン2で考えたライフプランでいうと、ずっと先の自分の大学教育資金や結婚資金といったものですね。つまり将来まとまったお金が必要になるので、今からそのために貯蓄するのです。親に全部頼らず、自分の生活に必要なお金は自律的に自分でなるべく作っていく、という姿勢は大切です。
    いずれにしても、貯蓄は「自分の未来からの請求書への支払い」です。ですから貯蓄すると自分の未来が明るくなります。


    「貯蓄は自分の未来からの請求書への支払いです。」という表現はうなりました。
    確かに分かりやすいかもしれないと思いました。
    単に未来の支出のためと伝えるよりも「必ずある将来の支出をより強く意識させる言葉」だと思いました。
    それがうなった理由です。





    <貯蓄の法則>

    第二の質問です。
    次の式のうち、お金が貯まるのはどちらの方ですか?
    A 収入-支出=貯蓄
    B 収入-貯蓄=支出
    Aの式は、「お金が入ってきたら、まず使って、残ったものを貯蓄にまわす」という意味で、Bは「お金が入ってきたら、まず貯蓄分をとって、残りの支出のやりくりをする」という意味です。


    これは貯蓄や貯金に関するお話では、どこでも語られる事で、答えは「B」です。
    「先取り貯金」が有効な理由としてあげられる場合が多いです。

    (関連するエントリー)天引き貯金(先取り貯金)の有効性

    大人が「先取り貯金」という手法論に傾斜するのに対し、子どもはそもそも「何で貯蓄しないといけないのか?」ということが知りたいわけです。
    それはなかなか難しい問いです。

    式Aとしての話では、たくさん給料をもらう人でも貯金が少ない人がいて、それは使っちゃうからだよね。
    式Bのとしての話では、Aと対比して、お小遣いや給料が少なくても、Bの式を実行できれば、必ずお金が貯まるという風に伝えます。

    「お金が入ってきたら、まず貯蓄分をとって、残りの支出のやりくりをする」という言葉の中の、「まず貯蓄分をとる」というのは、必ず必要となる「自分の未来からの請求書への支払い分」をまず取っておくということと、残りで「やりくり」するということを意識させるという意味合いを持たせます。

    お金が入ってきたら、まず貯蓄にまわすこと。これを英語では「Pay yourself first(まず自分自身に支払いなさい)」といいます。あるいは「Pay your future first(まず自分の未来に支払いなさい)」といっていいでしょう。


    英語ではこういうというのが、この本のどの章にもでてきます。





    <時間を味方につける>


    貯蓄の5つのポイントとしては、
    ・貯蓄目標を立てる
    ・支出の予算管理をする
    ・お金を借りない
    ・時間を味方につける
    ・利息を味方につける
    が挙げられています。興味ある人は読まれてみてはいかがでしょうか。

    (関連するブログ)時間の持つ強大な力(貯蓄生活を早く始める)

    ちなみに、「時間を味方につける」では、英語では「Start saving young(若い時から貯め始めよう)」と表現されています。
    こどもの頃からある程度貯金の習慣を持っているととても強いです。

    この五つの中で、子どもにとって一番大事なのをあげよと言われれば、「時間を味方につける」ということを選びます。
    若さという強みを生かせるという点につきます。
    スタートが早ければ、後から気が付いた人がどんだけ頑張っても簡単には追い付けないというのが貯金の世界です。
    逆に言えば、時間を味方にできなければ資産形成などおぼつかないということであり、時間だけはさかのぼれないのです。

    他の章も読んでいてためになりました。
    特に知らない事はありませんでしたが、表現がすばらしいと思う所がいくつもありました。
    子どもには難しいとは思いますが、全部理解はできなくても、頭の片隅に残っていればどこかで知識につながるはずです。
    全く何も知らないで年齢を重ねるより、こういう本を子どもの時にいくらか読んでおく方がきっといいんだろうなと思いました。


     
     




     
    このエントリーは、2012年12月8日にUPしたエントリーを修正しています。
    このエントリーは、2010年10月29日にUPした記事を修正しています。
      
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    くらべない幸せ 「誰か」に振り回されない生き方

        
    「くらべない幸せ ~「誰か」に振り回されない生き方 (著者:香山リカ)」を読みました。

    誰ともくらべずに生きるなんて、私たちにはとてもできない。友達からメールをもらっても街を歩いていても、「あの人はこうで、私は……」と自分と誰かをいくらかは比較して、少しよい気分になったり大きく落ち込んだりしながら、私たちは日々を過ごしている。
    そこで、少しでもついくらべる「くらべ地獄」から抜け出て、「くらべない幸せ」に近づくにはどうすればよいのか。そのことについて、これから考えてみたい。


    基本的に女性のことを書いているのですが、女性の方が男性よりも比較の罠に陥りやすいようです。





    <もの足りなさ>

    「何が手に入ろうと、どんな立場になろうと、だれも「もの足りなさ」からは開放されない」という結論ではないだろうか。少し大げさに言えば、だれもかれもが「なにかが違う」「こんなはずじゃなかった」と首をかしげながら「これかな?」「いやこっちかもしれない」と「もの足りなさ」を埋めてくれる何かを求めてさまよっているのだ。


    資本主義社会の本質がここにあると思います。
    「持つ者と持たざる者」、「勝ち組と負け組」などの構図のように、常に向上心を煽られるのが資本主義社会です。
    そんな分かりやすい構図だけではなく、ありとあらゆる些細な事までもついつい比べてしまいます。

    ありとあらゆる事柄で他の人と比べてしまうと、さも全戦全勝でなくてはいけないと思いがちになります。
    そこに自分の価値を見出そうとするからです。
    物事にはメリットとデメリットの両方があり、何かを選択すれば何かを捨てるなどの選択をしてきているにかかわらず、他の人が持つメリット的な部分と比較し続ける…たまったものではありませんね。
    でも、これはだれでも陥る可能性があると思います。

    何らかの「もの足りなさ」はだれでも感じているはずです。
    完璧な人生なんて存在しないし、常に「もの足りなさ」を感じて私たちは生きています。
    ただ、それは他人と比べてのことなのか、自分の価値観にもとづく目標にまだ届いていないのかの境目は大きいと思います。
    自分の価値観にもとづく目標も、欲望には際限がありませんから、目標をクリアしてもまた上の目標を目指してしまいます。
    何がそうさせるのでしょうか。人間の性でしょうか。上記の様に資本主義の本質でしょうか。

    「みんなが満足しては社会が成り立たない」というのが資本主義社会の本質だと思います。
    投資をしている人は、資本主義社会は常に経済成長していくという前提を信じているはずです。
    常に経済成長していくということは、常に向上しようとするということであり、もっともっと自分が高い位置にいきたいと多くの人が思わなければ成り立たない社会であるともいえなくはないでしょうか。






    <常に煽られている>


    世の中はありとあらゆる誘惑に満ちています。
    我々は少しでも有利な情報を模索し、振り回されていまいます。
    なんというか常に煽られているような感覚です。
    「ブーム」というのは大半が作り上げられたものです。
    ブームに乗り遅れるなという情報が氾濫しています。

    「便利さの宣伝」も、より便利にと煽って来ます。
    本当に今の状態では不便でどうしようもないのでしょうか?

    「不安をあおるビジネス」も強烈です。
    投資ビジネスも保険ビジネスもそうですし、極端に言えば○○詐欺なんてここを煽っています。
    冷めた目線でみるとそういうことだったりしますけど、こうしたアイテムやよい立場を手に入れて幸せになりたいと思う気持ちは誰にでも存在すると思います。

    まじめな人、向上心のある人、努力家の人ほど、「こんなに私には選択肢が与えられているのだから、この中で最上のものを選ばなければ!」という気持ちになる。とはいっても、だれもが「最も自分に合った選択」を選べるとは限らない。あるいは、「これを選びたい」と思っていても、いろいろな理由でそれを手にすることができず、第2希望や第3希望、ときには全く違った選択肢を選ばざるをえない、ということがよくある。


    選択肢が増えている時代には、「ぼんやりと生きるのは許されない」と考えがちになるそうです。
    選択肢が狭かった時代にはある種のあきらめがあったし、仕方ない事として処理できた事が、可能となって来る時代は、まさに「自分の責任」が重くなる時代でもあるかもしれません。

    そんな時代では、他人との比較だけでなく、自分が選ばなかった道を他人の事例を通して比較することも生じてきます。
    選択肢がたくさんあるがゆえに、比較の対象もまたたくさんになります。
    私の場合は、あまり過去のことではくよくよしない性格ですので、このあたりの影響は小さめなようです。






    <満足のしかた>

    だれも本当は「どうやれば、これ以上求める気持ちをおさえて、今の自分に満足できるのか」を知らないからなのではないか。
    (中略)
    確実に言えること、それは「これでもない、それでもない」と求めていっても、人は「これだ!」と完全に満足できる状態には決してなれないということだ。


    満足のしかたを知っているかといわれれば、「よくわからない」としか答えられません。
    満足とか幸せは、その人が感じる事だからこうすればいいなんてマニュアルは存在しないと思うんです。

    自分では満足や幸せを感じたとしても、他の人からみて幸せそうだということが気になったりして、自分が本当に幸せなのかという「確信」をもつことはなかなかないようです。
    他人の目線を気にしたり、他人の比較してしまうと、どうしても心から幸せとか心からの満足とはなりにくいということではないかと思います。
    その人によって満足とか幸せの感じ方は違うのに、他人の感じ方まで気にしてしまうのは本末転倒だけど、「最高の選択」を目指すとそこからなかなか逃れらないのではないでしょうか。
    そこから開放されるには、この本のタイトル通り「くらべない」強さが必要なのかもしれません。

    自分の努力やがんばりですべてが手に入る、もっとすばらしい人生になるはず、と思うのをちょっとやめて、「まあ、これでもいいか」とそこそこで手を打ってみる潔さ、これは大事である。
    手を打つことは「妥協」でも「敗北」でもない。


    私自身は、周りと比べるより自分の絶対的価値観に重きを置けていると思っています。
    さすがに、「比べない」ことは無理ですが。
    「ある程度でいいや」というのが自分を楽にしてくれる事は、経験的に知っています。
    とはいえ、「自信をもって私は満足です」とか、「私はだれがなんといおうと幸せです」とは言えないですね。

    ■ある程度満足している

    と思っている事はいくつかあります。
    あまり過去の事をくよくよ思わないのは、「ある程度満足している」ということかもしれないなと思いました。

    「くらべない」というのは、幸せを得るための近道なのはなんとなく理解できます。
    今の自分の状況が幸せであると思えるのは、自分の価値観でもって見つめることが大切だということだと思います。
    であるならば、自分の価値観を持つ事が大事になってくるはずです。

    資本主義社会という欲望と情報の渦の中で、自分の価値観を持つためには、できるだけ多くの視点を持つ事が大切なのかもしれませんね。
    そうした渦とは別の方向に、幸せは眠っているのかもしれませんね。


     





    このエントリーは、2010年7月13日にUPしたものを修正しています。
     

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    「年収150万円一家」を読んでみた(節約生活)



    「年収150万円一家 (著者:森川弘子)」を読んでみました。
    サブタイトルは、「夫はSF作家、妻はイラストレーター。仕事は不定期、収入も不定期…、年収150万円一家の楽しく暮らすコツ、大公開」です。



    <お金をかけずに楽しんで暮らす>


    一時期ブログでも話題になっていた本で、マンガになっています。
    ツレはもちろんのこと、娘達も読んでいました。
    子どもでも馴染み易い本です。

    サブタイトルのとおりローコスト生活を楽しむという趣旨が伝わって来て、基本的に我が家と同じスタンスだなと思いました。
    我が家も結婚当時は、同じようなことをやっていた部分が多かったなという印象です。
    半額シールとか100円ケーキとか安さというかお得感を楽しんでいました。

    子どもが小さい頃はもらいものを遠慮なくいただいて、子ども服など下着以外はほとんどもらいもので済ませました。
    地域の無料イベントを子ども達と楽しんだり、無料イベントにもよく参加していました。
    夏にエアコンを使うのも年数回程度ですし、冬もストーブ必須といわれる寒い地域ですがほとんど使う事はありません。
    着るものなど工夫をして本当に必要な時に使うようにしています。
    今でもツレは、パート先の無料エステを活用したりしてます。
    福利厚生制度が変更になってからは、宿代も安い所がでてきたので活用しています。

    お金をかけないで楽しむという発想を持てば、共通の習慣が増えてくるのかもしれませんね。

    森川家との違いをさがせば、懸賞やサンプルについてはあまり活用してないです。
    フリマに出店したのは1回だけで、一度子どもに体験させたかったからです。
    不要になったモノは売るのではなく、必要としてくれる人にあげています。
    他の人からもらったものを必要な間だけ使って、いらなくなったら必要としている人にあげるのが妻の考えです。

    もらいモノで済ますといっても「そんなにもらえるの?」と思う人もおられると思いますが、お宅に不要な物って結構あると思いますす。
    いらないものは「捨てる」か、「売る」か、「だれかにあげるか」ですが、なかなか捨てるのは勇気がいります。
    売るのはめんどうですし、だれかにあげるにしても欲しい人を探すのは面倒です。
    できれば大切に使ってくれる人にもらってほしいという人は意外に多いんです。
    しかも見返りを求める人はほとんどいません。
    自分が大切に使った思い入れのあるものを、よろこんで大切に使ってくれればとにかくうれしいんです。

    ですので、貰うためのコツは「手をあげるだけです。」
    要するにアピールですが、これがハードルが高い人もいます。
    一度パイプができてしまえば、特に子ども関係のものはどんどんお古がおりてきます。
    そして次の人に寿命が尽きるまで伝わっていきます。

    今の時代、「えっおさがり?」と思うなかれ。
    子ども服などとても買えないブランド物も割と綺麗な状態でおりてきます。時には新品も。
    大手通販に勤めている親戚からは、サンプルの新品をいただいたり。
    今はモノがあふれている時代なんですね。

    この本を読んでいると素直に楽しさが伝わってきます。
    もちろん苦労も多いでしょうし、部分的に共感できないこともありますが、「ローコスト生活でも楽しめる」ということは知っておくべきでしょう。
    お金をかけない工夫を楽しむというイメージでしょうか。
    そういう楽しみも世の中にあるということです。






    <ちょっとした発想の転換>


    ローコスト生活には、それなりの楽しみ方があるということは、万人に理解できる事ではないかもしれません。
    やったことがない人には分かり難い世界だと思います。
    実際、それに伴う苦労もたくさんあります。

    一番きついのは、「他人からの評価」かもしれません。

    人によって価値観が違うわけですし、自分の価値観を守るのが自然です。
    ローコスト生活は主流なスタイルではないわけですから、他の人とは違った価値観をもっているとも言えます。
    価値観と価値観がぶつかりあうとき、心がキズつくことがあります。

    お金をかけない生活よりお金をかける生活の方が幅が広いだろうしやりやすいことでしょう。
    さらに言えば、お金をかけない生活とお金をかける生活を上手くバランスをとることができれば、幅はさらに広がるでしょう。

    限られた収入から少しでもゆとりある生活にしたいのであれば、お金をかけない部分とお金をかける部分の両方に楽しみを見出すことが重要ではないでしょうか。
    「お金をかけないローコスト生活を基本にしながら、こだわる部分にお金をかける」
    これが理想的です。
    言うがやすしですが、やはりメリハリしかありません。

    我が家では若い時にローコストの追求をしたことがあります。
    「無駄なものにはお金をかけない」の追及も5年くらいならば楽しいものです。
    そのお陰でそれなりにまとまった貯金ができました。

    一時期のローコストの追求が、今の生活のベースになっているので、我が家は物欲は少ない方だ思います。
    そう言う意味では、できるだけ若いうちにそういう経験を積むのもありです。
    しかし、そこばかり追求するのもどうかな、「ちょっと違うな」と思い始める時期も必ず来ます。
    「どこにお金を使うのか」の方が気になり始めます。

    既にローコスト生活が習慣化していますので、追求も限界に近いということかもしれませんし、もはや追及しようとは思っていません。
    工夫を楽しむ余地がなくなってきているので飽きるというのもありますが、やはりこれからはお金の使い方を意識していきたいのです。

    それに将来の為の貯蓄をしてくる中で、貯金習慣が出来てくると、お金の使い方を意識し始めるということです。
    何のために貯金しているのかを考えれば、それが自然ではないでしょうか。
    「こんなことにもっとお金を使ってはどうか」という探求も楽しくなってきます。


    ちょっとした発想の転換をしたくなる時期は自然にくるのかもしれません。
    同じ事の繰り返しではつまらないからかもしれません。
    それに、子どもの成長により生活環境は著しく変化して行きます。
    変化に合わせて価値観もまた変化するのが自然なのかもしれませんね。

    いずれにしても、そうした変化がありそうな時に、面白そうな価値観に出会えると素敵ですね。
    3年~5年くらいならあきずにその価値観と楽しいお付き合いができるのではないでしょうか。

    ローコスト生活に興味がわかない人も、いつか少しくらい興味が沸くこともあるかもしれません。
    3年くらいやってみようかなでもいいと思うんです。
    できれば「不況だから⇒節約志向」なんて世間の動きに左右されるのではなく、自分でアンテナを広げていくのがいいですね。
    私達は、お金の使うという方向を考えていくつもりです。



       




     
     
    このエントリーは、2012年6月17日にUPした記事を修正しています。
    このエントリーは、2010年11月5日にUPした記事を修正しています。

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    もっと100%自分原因説で物事を始めてみたら……(引き寄せの法則)

     
    王様のブランチのランキングで何度も5位以内に入った「100%自分原因で物事を考えてみたら……」の続編となる「もっと100%自分原因説で物事を始めてみたら……(著者:秋山まりあ)」を読ませていただきました。
    副題としては、「引き寄せの法則や思考が現実化するということを矛盾なく学べるテキスト」と書かれていて、ページ数も多くかなり読み応えのある本です。




    <思考が具現化する仕組み>


    100%自分原因説とは、「この世に起こっていることすべては、あなたの過去の思考から成り立っている」と考えてみるということです。
    例外はなく、あなたが見ている現実はあなたが創ったものです。あれもこれもすべてあなたの思考でできています。とても信じられないかも知れませんが「もしそうだとしたら」と考えてみます。
    自分の思考したこと以外は自分の現実には起こらないという考え方が、100%自分原因説を使った考え方です。「そんなバカな~」という今までの常識とちょっと違った視点で考えています。



    100%自分原因説を本当の意味でわかったときには、あなたの悩みはなくなっていますということなのですが、いかにもあやしそうですよね。
    「社会が悪いはずなのに自分が悪いってこと?」
    「あの人がいじわるするのは自分にわるいことがあるからってこと?」
    「そんなことはないでしょ」
    と考えてしまいます。

    「この世に起こっていることすべては、あなたの過去の思考から成り立っている」と言われれば抵抗ある部分があるのですが、「自分のまわりに起こっていることは、すべて自分の思考から成り立っている」というレベルならば、40年以上も生きてきたら思い当たる節はいくらでもあります。

    子育てのために仕事をやめて、社会から隔離された気持ちがたまりにたまっていた地獄のような日々も、何か吹っ切れた次の瞬間から気持ちが楽になったというような経験をいくつかしてくると、自分がこう考えたら世界が変わるとかまでは無理でも、少なくとも自分の周りは変わることは確かだなと思うんです。

    「思考は具現化する」
    後で考えてみるとそんな気がするなと思うことがいくつかあります。

    意識をどのようにとらえるかも、「思考は具現化する」とか、「引き寄せの法則」を考えるうえで重要なキーポイントです。
    100%自分原因説では、意識を意識・前意識・無意識(潜在意識)の3つに分けて考えます。どんなコンピュータよりも精巧ですばらしいのが潜在意識です。人の意識のなかで95%もの意識が潜在意識になります。
    潜在意識は1人称でしか物事を考えられません。そのため「あの人なんか失敗すればいい」とあなたが思ったとすると、潜在意識は「あの人」を認識できませんので、「失敗すればいい」を現実化させます。
    つまり、願っているあなたが失敗するように頑張ってくれます。潜在意識はあなたの命令(思考)にとても忠実です。



    「思考は具現化する」ということには、潜在意識が大きく影響していそうです。
    マイナス思考ではよくない方向にいく、プラス思考でいこうというのも似たようなことなのでしょうね。
    自分の心を感じるのには「どんどん書き出してみる」のが近道で、自分の心が見えるようになるそうです。
    そういえばツレもブログネタのためとはいえいろんなことを書き出していると考えがまとまってくるといっていましたけど、文字にして「見る」というのが効果がありそうですね。

    「このままこの思考を持ち続けるとまた同じ悪い現象が起きてくる」ことを自分で気づくことができたら、願ったことが叶うのではなく、思っていることが現実になってしまうから、現実にしたくないことは思わないように自然になってくるということは、「気づく」ことそしてそれを実感することが大事なんですね。

    この本では、たくさんのワークが紹介されています。
    100%自分原因説で基本となるのは「アングリーワーク」「やり直しワーク」「ヘブンワーク(未来の自分から今の自分にアドバイスする感覚)の3つで、いくつかやってみたのですが、なかなか難しいというか、簡単には実感につながっていっているわけではないのですが、プラス思考というか自分に良いことを考えるワークなので楽しいです。
    いくつかのワークは著者秋山まりあさんのブログ「一瞬で願望がかなって幸せになる方法~100%自分原因説」でも紹介されています。




    <引き寄せの法則>


    「引き寄せの法則」とは、簡単にいうと「自分が思考したことがあらゆる現実を引き寄せる」ということで、言い換えれば「思考しなかったら現実がない」とも考えられるくらいの宇宙の法則です



    「過去の思考が現在を生み出し」そして「現在の思考が未来を創り出す」
    ということは、現在、私たちの身に起きていることは、過去の自分が引き寄せたもので、未来に起こることは現在の自分が引き寄せることになります。
    「引き寄せの法則」という言葉は以前から聞いていましたけど、内容はそんな感じみたい。
    つまり自分次第だということですね。


    マイナス思考に陥るととことんいってしまうタイプなので、いっぱいいっぱい自分を変えたいと思うことがあります。
    一度に理解できるとは思えませんけど、ワークやってみようと思います。
    理解しなきゃはじまらないというものではさそうなので、まずはとりあえずやってみるということですね。



         



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    切に生きる(瀬戸内寂聴)感動する喜び 愛する幸せ 生きる愉しさ

     
    瀬戸内寂聴さんの著書「切に生きる」を読みました。
    瀬戸内寂聴といえばテレビでおなじみなので私も知っています。
    尼さんでありながら小説家でもありますよね。

    この「切に生きる」は、瀬戸内寂聴さんの数多くの著作の中から、表題「切に生きる」の思いを伝える珠玉の文章を抜粋し、編んだ一冊なんだそうです。
    副題は、「感動する喜び」、「愛する幸せ」、「生きる愉しさ」ということで、人生の先輩の言葉として自分の生き方を改めて考えるきっかけにできればいいなと思います。

    【切に生きるの8章】
    一、生きるちから
    二、ほんとうの愛
    三、へこたれない極意
    四、見えないものを見る
    五、絶望という名の希望
    六、日々に尽くす
    七、具わっている才能
    八、誰もが見出せるはず



    娘がこの本を見た時に、「なんでこんなに文字が大きいの?」と疑問を感じたようです。
    何でも疑問に思う事はいいことですね。
    たぶん、読者層がアラフォー世代より上の高齢者がターゲットだからなんでしょうね。

    「切に生きる」にはたくさんの言葉があり、すべての言葉が心に響いてくるわけではありませんでしたが、結構いろいろ考えさせられました。
    またいい感じで年をとっていけたら、別の言葉が心にしみるんだろうなと感じました。

    【豊かな生より】
    これからまだ何年生きるかしれないが、私はそれを余生だと思っている。
    余生ということばもまた人の誤解し易いことばだが、私は老人になって活力のなくなったという解釈はとらない。
    余生は文字通り余った生なのであるから、いつ死んでも悔いがないようにその日その日を十二分に充実させて生きることこそ余生の意味があると思う。



    40代に入った時、「ああ人生も半分過ぎたんだ」と思いました。
    余生という言葉にはまだ実感がこもりません。
    今は「いつ死んでも悔いがないように」というところを50代、60代になっても悔いが残らないように40代を過ごしたいと思いました。

    【幸福が訪れる場所より】
    やはり幸せになろうと努力することですね。幸福というのは怠け者のところにはきません。

    愛するほうが幸せです。愛されても、こちらがその人を愛せなかったらどうしようもない。愛されてもそういうことはあるでしょう。好きになってくるのは全部嫌いな人ということもあります。やはり愛することが幸せなんです。

    仕事の中や目標や、目的が生まれる。そこですることが、他の人を幸福にすることにつながる。私は、それが働くということだと思います。



    幸せになるには、幸せになりたいと努力する必要があると私も思います。
    幸せは怠け者のところにはこないというか、だれかからもらうようなものでもないのかなと思います。
    幸せも自分の感じ方次第なのかなと思います。

    【老い上手の極意より】
    今時の若いものはなどと言いだしたら、自分がモーロクしはじめたと思うべきだろう。
    やはりそれぞれの世代の考え方に大きな差があること、感性のちがいがあることを前提として、向き合わなければならない。



    「今時の若い人は」と口には出さなくても、頭の中で考えることがあります。
    私もモーロクしてきた証拠ですね。

    【愛の名に値する愛】
    私には愛するということは、生活するとういうことにつながっているとしか考えられない。
    共に一つ部屋に、あるいは一つ家に暮らすということは、どうにもかくしようのない互いのあらや、欠点を、示しあわずにはすまされない。楽しみよりも苦しみの多い、この人生の辛さを、わけあう中にはじめて愛が定着するのではないだろうか。

    空気の存在を忘れるように、愛そのものの形を忘れさせてくれて、空気のような軽さと透明さでつつんでくれることこそが、男にとっても、また女にとっても本当に欲しい愛の相ではないだろうか。
    多くの母親が、報いられることのない子への愛を自分でもそうと気がつかないほど大きさでふりそそぐように、本当の女の愛は、幸福な時、自分の愛の重さや量について考えるものではない。



    「愛すること」はいろんな解釈があると思うんですが、「愛する=生活とつながっている」というのもなんとなくわかるような気がします。
    ツレと一緒に暮らす中で、欠点や嫌なことがいっぱい目につきますけど、それも含めて一緒に暮らしているんですよね。
    「愛」という言葉を普段実感することから遠ざかっている気がしますが、これって定着しているってことなのでしょうか。

    【みえないものとは何か】
    みなさんは心というのは、見えると考えているかもしれません。でも、自分でも知らないうちに悪いことをしてしまったり、意図せずに人を傷つけてしまったりすることがありますね。だから自分の心も、見えないものなのです。そして、他の人の心は、もっと見えません。



    時々自分の心が分からなくなる時があります。
    そういう心もまた自分なんですよね。

    【「余生」につくす】
    取越苦労はエネルギーの無駄だ。何より大切で確実なのは、生きている今日を、一日悔いなく精一杯に生きることである。仏教は無常を説く。自分自身が無常で、明日生きているかどうかさえわからないのだ。今この瞬間を「切に生きる」ことが、一番確実な生である。



    取越苦労を繰り返して、どこかでふっきるということを繰り返してきました。
    取越苦労はエネルギーの無駄だといわれても、どうしてもやってしまいます。
    無駄だとわかっているのにです。


    仏教の世界では、一生懸命に生きることを「切に生きる」というんだそうです。
    「何にでも一生懸命」そうありたいものですね。


      




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    収入減から家計を守る「妻の働き方宣言」(主婦の働き方、パートの働き方、女性の働き方)

     
    『収入減から家計を守る「妻の働き方宣言」(著者:畠中雅子、光田洋子)』を読みました
    この本は、妻が働くことを前向きにとらえ、妻の働きが家計にとって、どんなプラスの効果があるのかを強く主張していて、働こうか、働くのはもう少し先にしようかと働くことを前提に悩んでいる女性の背中をちょっと押してあげられるような情報にあふれていました。




    <働く主婦の年収100万の壁、103万円の壁、130万円の壁、141万円の壁>


    働く主婦という表現が適切かどうか分かりませんが、妻の年収によって夫婦の税金・社会保険はかわってきます。一番有名なのは、103万円の壁と130万円の壁ですよね
    あと、100万円の壁や141万円の壁、そして副収入やフリーランスの場合は20万円の壁や38万円の壁があります。
    簡単におさらいしておきます。(2013年2月現在の税制に基づいています)

    ■100万円の壁(妻の年収が100万円以下の場合)
     妻の住民税(所得割)が課税されない
    ■103万円の壁(妻の年収が103万円以下の場合)
     妻の所得税が課税されない
     夫の所得税で配偶者控除が一律38万円受けられる
     夫の住民税で配偶者控除が一律33万円受けられる
    ■130万円の壁(妻の年収が130万円以下の場合)
     会社員・公務員の妻は社会保険料の自己負担がない
    ■141万円の壁(妻の年収が141万円以下の場合)
     夫の所得税で配偶者特別控除が受けられるが、控除額は妻の年収によって38~3万円
     夫の住民税で配偶者特別控除が受けられるが、控除額は妻の年収によって33~3万円
    ※配偶者特別控除は、夫の合計所得が1000万円(給与年額では約1,231万円)を超える年は受けられない。

    我が家でもこれらの壁を意識しているんですけど、この本では、長い目で見ればいろいろメリットがある「年収160万円」を目指せと背中を押しています。

    ここでなぜ年収160万円という数字がでてくるかといえば、最も重要な壁である「年収130万円の壁」が大きく関係しています。
    「年収130万円の壁」を超えると社会保険料の負担があがるので、年収130万円をちょっと超えたくらいだと夫婦合わせた手取り額では働き損になってしまいます。
    妻は健康保険や公的年金の保険料を支払いなど年間20万円位の支払いになるので、130+20を少し超えた年収160万円くらい稼がないともったいないという視点です。

    自分で払う税金の他に、夫が話で増える税金にも注意が必要なんですね。





    <フリーランスの税金の非課税ライン>


    年収100万の壁、103万円の壁、130万円の壁、141万円の壁というのは、パートやアルバイトといった給与所得についての壁ですが、フリーランス(個人事業主)という働き方もありますよね。

    フリーランスの場合の税金は、収入から仕事にかかった経費や社会保険料(国民年金や国民年金基金、国民健康保険の保険料など)、生命保険料控除などの各種控除を引いて、38万円を超えていたらかかります。非課税ラインは、勤め人の場合と異なることに注意が必要です。
     非課税ラインを越えたら、自分で確定申告して、税金を納めることになります。所得税は38万円の基礎控除を超える課税所得に応じた税率(5%や10%が一般的)を掛けて、所得税額を算出します。



    「妻の収入は103万円以下であれば、税金はかからないはず。だから私には、確定申告なんて関係ないわ」と言って、確定申告しないままの妻フリーランスもいると書かれていました。
    パートやアルバイトなどの給与所得の税金は、いろいろ勉強できるサイトがありますけど、フリーランスはあまりありませんもんね。

    フリーランスの場合、控除を増やすために青色申告するなどいろいろ工夫できるようです。
    私も「日本一かんたん!フリーのための確定申告ガイド」をはじめて読んだときにこういう世界があるんだと気づかされました。

            




    <私立中学に突き進むメカニズム>


    畠中雅子さんといえば、やはり教育費のかけ過ぎに警笛をならすというイメージがありました。
    やはりこの本でも書かれていましたよ。
    我が家は公立中学派ですので、特に私立中学のことが興味深かったです。大変みたいです。

     夫の年収600万円くらいの家庭で、お子さん2人を中学から私立校に進学させるケースが増えています。年収600万円という水準は、地元の公立中学に進学すれば、平均より高い金額だと思いますが、私立中学では下位層に属するのが一般的。
     お子さんを私立中学に進学するまでは、自分の家の収入が「平均以下」だと感じたことがなかったはずですから、入学後は金銭面で窮屈な思いをする可能性もすくなくないでしょう。



    中学受験と言えばすぐに教育ママが頭に浮かんでしまいますが、軽い気持ちで進学塾に通い始めて、子どもの間でライバル意識が芽生えて中学受験を言い出す子どもの例が紹介されていました。
    上の子を私立中学に行かせると、下の子の時にダメだとは言いにくくなるので、その時に後悔する人が多いんだとか。

    中学受験のきっかけは、「通い始めた塾代の負担が軽かった」とか「ママ友に誘われて進学塾に入れた」というケースが多くなってきているんだそうです。
    特に、中学受験に熱心な地域だとそういう傾向が強まるみたいです。

    我が家の場合は、小学校の間は塾に行かせていなかったし、中学校は通信教育だったので、他の子どもの影響はなくマイペースだったこともありそうした傾向は知りませんでしたが、巷ではそういうことがあるところもあるんだなと思いました。

    私立中学進学にはお金だけでは割り切れないいろんなメリットがあるし、お金だけで判断すべきものではありませんけど、この本に書かれているように、年収600万円クラスでも私立中学2人は大変厳しいようです。
    私立中学なんて年収1000万円クラスがいくところというイメージを持っていたので、我が家では選択肢には入ってなかったのですが、私立中学の魅力を語る方と話しているとすごいなと思うことが多いです。

     家計のやりくりが厳しい中で、私立高の学費を払っていると、大学時代の学費の準備が手薄になります。中高は私立校に通ったことで、大学時代の学費のほとんどを奨学金のお世話になるという家庭が、実が増えているのです。
     中学入試を考える時は、志望校に入学できるか否かに気持ちが注がれてしまうため、「お金のことは、入学してから考える」になってしまいがち。



    そうしたルートでも、親の収入が限られている中では、人もうらやむような就職先に行きつけばOKということもあると思いますけど、限られたお金だからこそ配分の仕方に問題があるように感じます。
    奨学金を借りることが悪いとは思いませんが、奨学金は借金なのでその負担は子どもに行ってしまいますから。

    HI教育費サイクルに一旦入るとレベルを下げられず抜けれなくなってしまうんでしょうね。
    でも、最後にお金が足りなくなるというのはとても辛い話です。

            

    この本では、畠中さんらしく「だから妻も積極的に働く方がいい」という流になっていきます。
    私立中学進学がお金も含めて計画的なものであればいいのですが、なんとなく突き進んでしまうような上記のようなパターンだと大変だなと思います。



      
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    「退屈力」と「高度刺激社会」

    「退屈力」という言葉に引かれて、斎藤孝著「退屈力」の書評を読んでみました。

    著者によると、「退屈力」とは、外からの強烈な刺激で脳を興奮させるのではなく、刺激の少ない状況の中で、自分の脳と身体を満足させることのできる能力のことをいうようです。

    また、現在は「高度刺激社会」であり、誰もが退屈を恐れ、刺激を求め続け、また社会の側もその要請に応じて、人々を飽きさせないように次から次へと刺激を繰り出し続ける状況にあるといいます。
    これらの刺激は、始めは新鮮だった刺激もやがて慣れて、より強い刺激がないと満足できなくなるということです。

    【2008年8月11日】
    なるほどなって思いました。
    最新の流行や情報を追い求めるというのもそういうことですしょうか。
    インターネットがテレビ以上に不可欠になっていますが、より刺激を求めていると言えそうです。
    ROMしすぎて夜遅くなることもあるんだけど、よく考えると、かなり無駄な時間を過ごしていると、いつも反省してしまう。



    インターネットのROMについては、随分と時間が減ってきました。
    刺激が多すぎるからネットサーフィンを減らしたというより、時間がもったいなさすぎるということです。
    でもネットサーフィンをあまりしないということは、情報が入ってこないと落ち着かないを克服する必要があります。
    これは「退屈力」というか、どうでもいいと思えることが増えてきたということかもしれません。
    投資で言えば、日々の値動きや市場情報がどうでもよくなりました。

    インターネットを使う時間をセーブするようになると、自然と妻やこどもたちとの会話が増えますね。
    どこか刺激に取り付かれていたんだろうと思います。
    そして気付かぬうちにいろんなストレスとダメージを受けていたはずなんです。
    そんな経験から、「退屈力」と言う言葉に反応してしまったんだと思います。

    今の生活は、だいぶスローになってきています。
    刺激から身を遠ざけるのは難しいが、「急ぐことはない」ということです。
    「別にスローでいいじゃね」って感じですね。

    資産形成に関しても、以前は投資の利益が上がって計画より早く進んだら、計画の上方修正をかけていました。
    何をそう急がないといけなかったのか、今ではよく分かりません。
    だが、その罠に取り付かれている人は意外に多いんじゃないかな。

              




    このエントリーは、平成2008年8月11日にUPしたものを修正しています。
     
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    お金の防災マニュアル

     
    「お金の防災マニュアル(著者:鈴木雅光)」を読みました。
    阪神淡路大震災を経験しているので少しはお金の防災について勉強していたつもりでしたが、東日本大震災の津波被害を踏まえて考えると勉強不足だったなと反省しました。
    どんな非常事態下においても、日常の生活は送っていかなければいけないわけですので、非常事態を想定した日ごろの備えや知識は持っておいた方がいいと思います。

    大災害に直面した時に備えて、懐中電灯やラジオ、電池、数日間飢えをしのぐための水や食べ物を用意しておくのと同じように、当座を乗りきるための現金の確保や、どうやって自分の財産を守るのかということのシミュレーションが必要だということです。

            





    <電子マネーは電気があってこそ>


    普段なら、現金の代わりとなる便利なデビッドカードや電子マネーですが、震災の影響で大規模な停電が生じると全く役に立ちません。
    (中略)
    震災で大規模停電が起きてしまうと、デビッドカード端末が稼働しないだけではなく、銀行とのオンライン回線も寸断されるケースがあるので、デビッドカードのような決済機能は使えないことになります。同様にクレジットカードも使用不能になる可能性があります。
    (中略)
    電子マネーのメリットは、デビッドカードやクレジットカードと違って、店舗にある端末と銀行のシステムがつながっている必要がないということです。つまりオフラインなので、決済端末が停電などで止まってさえいなければ使えます。



    非常時には現金が一番強いということですね。
    タンス預金だと津波に流されてしう恐れもありますので、大災害への備えを考えると財布の中には当座をしのげるくらいのお金を入れておくのが望ましいんですね。




    <保険の免責事項>


    保険には免責事項という補償が受けられなくなる条件があって、生命保険では自然災害(地震、噴火、津波など)によって被保険者が死亡しても保険金がでないということになります。
    ただし例外もあるようです。

    ただし、これまで大震災などが起こった時は、免責事項はあるけれども、それを適用しないというケースがよくありました。たとえば、1995年1月17日に起こった阪神淡路大震災の時もそうでした。
    今回の東北地方太平洋沖地震でも、生命保険協会は、いち早く協会に加盟している生命保険会社に、地震による免責事項を適用せず、災害関係保険金・給付金を全額支払うという方針を打ち出しました。



    阪神淡路大震災や東日本大震災では地震による免責事項が適用されませんでしたが、だからといって今後大災害で同じような措置が取られるとは限りません。
    大災害が起こったのになんちゅうことを言うんやとおしかりを受けるかもしれませんが、免責事項を適用せずに保険金を支払うというのは、本来もらえるはずの配当金がもらえなくなるなど、その保険加入者にも影響があると思われるからです。

    大きな災害は救われて、小さい災害は救われないという矛盾もありますが、このあたりは世論の声も影響するんだと思います。
    基本は、地震などの自然災害は免責事項が適用されて保険金は支払われませんよということです。

    また、火災保険では地震の被害をカバーできません。
    火災保険は損害保険であり、地震によって被った損害に対しては、免責事項が設けられていて、基本的に保険金は出ません。
    阪神淡路大震災や東日本大震災でも保険金はでていないそうです。

    じゃあ車両保険はどうなのということなのですが、これも損害保険なので、免責事項が設けられていて、基本的に保険金は出ません。
    地震でも車両保険や傷害保険の保険金が下りる特約もあるそうです。



    我が家は地震保険には入っていませんが、それは地震保険の保険料が割高だと感じるからです。
    この本でも地震保険の普及が進んでいない理由は、保障してもらえる金額に対して保険料が割高という点を挙げています。
    一言で割高といっても何に比べてなのかはわかりませんが、火災保険に比べると著しく割高だと感じます。

    地震保険は火災保険に付帯する形で加入するものなので、地震保険が気になる人は加入している火災保険の損害保険会社に問い合わせてみてください。
    地震保険の補償対象は、家屋と家財のみで、車は対象にならず、30万円以上のものも対象になりません。

    地震保険に加入したからって、同じような家が建て建てるかどうかは保険金次第です。
    幸い住宅ローンは完済していますので、もし地震で自宅が倒壊しても生活はしていけると思っています。
    万が一のことが起こっても、大損害とはいえ貯金でなんとか生きていけるのであれば、地震保険に入ることもないかなと思っています。



    <災害対策>


    ■ある程度の「現金」は常に財布に入れておこう
    ■常に「身分証明書」を持つようにしよう
    ■家族間で「財産情報」を共有しておく
    ■資産を「分散」する
    ■「海外に口座」を持つ
    ■「マイホーム」の購入は慎重に
    ■大災害の後に必ずはびこる「詐欺商法」に要注意



    大切な資産をどうやって守ればいいかについて7つの対策が挙げられています。

    「家族間で財産情報を共有しておく」というのはとても大事で、災害時だけでななく、死亡時の相続の場合でも同様です。
    家族がどんな資産を持ち、どんな保険に加入しているかを家族で共有していないと、知っている人がいなくなった時にとても困ります。
    子どもが親に財産の内容を聞くのはなんとなくはばかれ、親も自分の資産を開示することに抵抗を覚えるものなので、「家族間で財産情報を共有しておく」というのは言葉以上に難しいんです。

    我が家も子どもたちはまだ成人していないので細かいところまでは教えていません。
    だからこそ「きちっと整理してまとめておく」ことが大切なのかなと思います。
    いざという時は、「これを開けて」という風にしておく必要があるなと思いました。

    「海外に口座を持つ」については、検討したことがありましたがやめました。
    相続の時にややこしくなって子どもたちに負担を残すことになるからです。
    自分できちんと理解できそうにないものなので、海外でも口座開設はあきらめました。
    ただ娘達はそういったことに詳しくなることがあれば、是非検討してみたいとは思っています。

    「お金の防災マニュアル」は、様々な内容が書かれているので、勉強するために一度読んでみる価値があると思います。



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    子育て共働き夫婦のための損をしない公的保険(著者:梅本達司)有給休暇の買い取りなど

      
    子育て共働き夫婦のための損をしない公的保険(著者:梅本達司)を読みました。
    この本は子育て夫婦を支援するために、子供をもつ共働き夫婦(パートを含む)にありえそうな問題をモデル夫婦が8組のエピソードとしてあげて紹介しています。
    妊娠期、産前産後期、幼稚園児以下の子育て期、小学校~大学の子育て期と各段階における、様々な公的保険等の解説をしています。

    著者の梅本達司さんは、特定社会保険士として活躍されていて、前書には「サザエさん一家の公的保険」があります。
    この本もすごく内容が濃くて分かりやすく説明されていて、単に制度の活用にとどまらず、不利益な状況になった時の対処例もしめしてくれている良書だと思います。
    内容が詳細にわたり過ぎているので、すべてを紹介しきれませんが、そのうちいくつかの内容をメモしておきたいと思います。




    <公的保険制度の種類は>


    公的保険制度の体系は次のとおりです。
    この本では、公的保険の全体像と基礎知識が分かりやすくまとめられています。

    公的保険制度の体系
    区分公的保険の種類対象者制度
    社会保障医療保険会社員健康保険
    公務員各種共済組合
    自営業者等国民健康保険
    船員船員保険
    75歳以上後期高齢者医療
    年金保険会社員厚生年金
    公務員各種共済年金
    全国民国民年金
    介護保険40歳以上の国民 
    労働保険労働保険労働者 
    雇用保険労働者 





    <差額ベット代は払わなくていい?>


    【差額ベット代の支払いが不要になる場合より】
    病室や個室や2人部屋などにした場合は、差額ベット代などの特別料金が徴収されます。ただし、病院が、差額ベット代を要する病室に入院させ、患者に特別料金を求める事が出来るのは、患者側の希望がある場合に限られています。
    つまり、病院の都合で個室等に入院させた場合には、特別料金は徴収してはならないのです。また、病院は、患者を個室等へ入院させる場合には、その病室の設備構造、料金などについて明確かつ親切に説明し、患者側の同意を確認しなければなりません。そして、この同意の確認は、料金等を明示した同意書に患者側の署名を受けることにより行うことになっています。
    厚生労働省が、患者に特別料金を求めてはならない場合として、次の5つの例をあげています。

    ■患者に対し、同意書による同意の確認を行っていない場合
    ■同意書に室料が記載されていない場合
    ■患者の署名がない場合
    ■患者本人の「治療上の必要」により個室へ入院させる場合
    ■病棟管理の必要性などから個室等に入院させた場合であって、実質的に患者の選択によらない場合



    ツレの入院時に、実際に差額ベット代を支払ったことがあります。
    2人部屋しか空いていないし、ポータブルトイレが必要だと説明を受けましたが、同意書を記入した記憶もなく、請求のままに支払いました。

    命があぶない、一刻を争うという状況だったので、個室ならば断るなどという選択肢はなかったし、そもそも上記のことを知らなかったのではありますが、病院側の説明には納得しているので差額ベット代を支払った事は別に後悔していません。
    でも、知識としては知っておいた方がいいですよね。

    実際に、差額ベット代のことで病院側とトラブルになるのは嫌ですよね。
    病院からの説明を受けた後に、大部屋希望をしっかり伝えた上で、差額ベット代は請求できないのではとやんわり伝えるくらいですかね。
    それでもどうしても納得できない場合は、病院等を監督指導している地方厚生局の指導監査課に相談することになりどうですが、できればやんわり解決したいですよね。

    このことを知った上で当時どうしていたかを考えてみると、手続き的には同意書がなく不備ではありますが、2人部屋の恩恵を受けたわけですし、あとで大部屋に移してくれた事を考えると、差額ベット代は支払うだろうなと思います。




    <年次有給休暇の請求は拒否できる?>


    【退職直前 年次有給休暇の請求は拒否できない?より】
    労働基準法では、会社は、年次有給休暇を労働者の請求する時季に与えなければならない。ただし、請求された時季に年次有給休暇を与えることが事業の正常な運営を妨げる場合においては、他の時季にこれを与える事が出来るとしています。
    (中略)
    この年次有給休暇日の変更をする権利(時季変更権といいます)は、他の時季に年次有給休暇を与えることを前提に認められているものです。



    年次有給休暇の請求は、会社側が時季変更権を使って他の日に変更させることは、事業の正常な運営を妨げる場合にでは可能なんですね。
    でも、退職前だと他の日に変更させる事が出来ないので、年次有給休暇の請求は拒否できないということもようです。




    <年休権の買い取り>


    【年休権の買い取りより】
    会社が年度はじめなどに労働者の年休権を買い上げて、請求があっても年次有給休暇の取得を認めないとする措置は労働基本法違反になります。
    ただし、退職時や時効消滅後などに、結果的に未消化になった年次有給休暇を買い上げることは、年次有給休暇を与えない措置ではありませんので労働基準法違反にはなりません。



    ツレは時々残った有給休暇が消えてしまうので買い取ってくれたらいいのにと言っていますけど、全くできないわけではないんですね。
    実際は、有給休暇を買い取ってもらえたという話は聞きませんけどね。




    <国民年金の保険料の学生免除>


    皆大学時代になると20歳時点では学生であることが多いです。
    大学生を抱えた先輩方は一度は悩むのが、こどもの国民年金保険料を支払うかどうかです。

    【国民年金の保険料の学生免除より】
    学生であっても、日本に住んで20歳以上60歳未満であれば、国民年金の第1号被保険者になってしまいます。第1号被保険者は、毎月、国民年金の保険料を納付しなければなりません。これを支払わない期間は滞納期間として扱われます。
    ただ、前年の所得が一定額以下の場合には、この保険料の免除を受けることができます。
    学生の場合は、その学生自身の前年の所得金額が118万円以下である場合に、保険料の全額免除が受けられます(学生免除といいます)。
    免除された期間は、保険料免除期間となり、滞納期間とは扱われません。
    (中略)
    学生免除による保険料免除期間は、この老齢基礎年金の年金額を計算するときには算入されません。



    20歳になって学生だからって滞納しちゃうと、障害状態になっても障害年金を受給できないなどの思わぬ不利益が生じる事があるので注意が必要です。
    経済的に保険料を支払えないとか、学生の間は支払いたくない場合でも、学生免除の手続きは絶対しましょう。

    国民年金制度から支給される老齢基礎年金は、保険料を支払った期間+保険料免除期間の合計が25年以上ある場合に支給されるので、学生免除の期間もこの25年に計算されるんです。
    ただし、保険料を支払ってない分、支給額も少なくなります。
    そういう意味では、こどもの為に親が社会人になるまで保険料を負担をしてあげると、こどもの年金が多くなるということなので、親の財布は痛みますが子どもにとってまメリットがあります。

    年金不安が叫ばれる中、どうせ払い損だから国民年金は掛けないという子どももでてくると思います。
    でも、国民年金は「老齢基礎年金」だけでなく、「障害年金」や「遺族年金」という民間の保険ではありえないほどすごい保障があることを知らないで、国民年金に加入しないと言っている人も多いんじゃないかと思います。
    有利だから払えというわけではなく、基本的に国民の義務だから払えなのですが、特に「障害年金」は重要で、若いからといって障害年金のお世話にならないとは限りませんから、保険料は納めるか、免除できるのであればチャンと手続きするかをしておきましょう。


    この本は、子育て夫婦が、山あり谷ありの人生を夫婦で乗り越えていくうえで知っておくべき「ツボ」をピックアップしたものということなのですが、一度に理解することははっきり言って無理です。
    公的保険制度も将来的にはいろいろ変更点がでてくるでしょうし、各段階の状況になる少し前に勉強する感じでいいんだと思います。
    私は、そんな制度があるんだという感じで読んだのですが、もうほとんどの段階が終わっていて、子育ても半分すぎたんだなと実感しました。

            



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