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子どもを産む時期を考える

   
うさみみが20代前半であった約15年前は、結婚していても「新婚時代を楽しみたい」からこどもを作るのはもう少し後という人が多かったように思います。
うさみみ家もその1つでした。

最近は、「将来の不安から」こどもを産む時期を遅らせようと考える人が増えているようです。
結婚してやっていけるかということで、結婚を躊躇する人も増えているようですね。
給料も増えない時代背景なので分かる様な気もしますが、必要以上に怯えているかもしれないですね。
独身に比べて、結婚することで経済的に厳しくなると考えている人は多少考え方を変える方がいいかもしれないと思います。

子どもを産むことで、経済的に厳しくなるというのは正しい面があります。
「子どもをお金で考えてはいけない」とまでは思いませんが、経済的に厳しくなるというのと、経済的に破綻するというのは違うと思います。
後者であれば確かに子どもを産むのはきついです。
どちらにせよ、雑誌などの特集や経験者でない周りの同年代人のイメージなどで考えている人も多いのではないでしょうか。

この話題はブログエントリーとして書くのは非常に厳しい「地雷ネタ」に該当するだろうと思います。
様々な立場の人をケアした内容にならないと思うので、厳しいコメントも覚悟しないといけませんが、それは甘んじて受けるしかないです。
でも、人生においてはかなり重要なことなので、自分なりの考えを書いていきたいと思います。





<若かりし時代>


こんなブログを書いているので、うさみみ家はさぞ計画的に歩んできたとイメージしている人も多いと思いますが、他のエントリーにも書いているように、ほとんど勢いでやってきて35歳くらいになってやっと人生設計を持ちました。
つまり、20代は計画的とは程遠かったわけです。

計画的ではないので、お金の事を気にして人生の節目を調整しようという考えはありませんでした。
幸い、社会人のスタートから貯金ができていたので、あまり気にせずにこれたのかもしれません。
また、当時はまだ右肩上がりが信じられた時代でしたので、将来への危機意識が薄かったともいえます。
バブル時代に大学生活を過ごしたという時代背景もあったと思います。
就職していればなんとかなるくらいに考えている人が多い時代だったですからね。

雇用不安が顕著化している時代には、そんな甘い考えではいけないのかもしれないですね。
お前の感覚は、時代背景が全く違うとバッサリ切り捨てていただくのも一つの判断だと思います。

しかし、もし子どもを産む事を悩んでいるのであれば、お金の事だけを考えているのではなく、自分の歩みたい人生を中心に考えて欲しいと思います。
悩むのは当然のこと。ただし、悩み過ぎて5年も10年もいたずらに時間を費やすのはあとあとしんどくなります。
それらの人生の節目を先送りすることは、かえって将来の不安を増幅させる場合もあると経験的に感じています。






<結婚とお金>


経済的理由で結婚に踏み切れないという話も耳にするようになりました。
収入によって考え方も変わって来るわけですが、問題は現在の収入ではなく、将来の収入です。
右肩上がりの賃金カーブを見込めないと考えれば、結婚に踏み切れないというのも分かります。

うさみみは22歳の時の年収と39歳の年収ではだいぶ増えていますが、デフレの時代ですのでベースアップよりもスキルアップの結果でした。
年収300万円時代といわれるようになり、若い時はそこからスタートしたとしても、40歳、50歳でどのくらいの収入になるのか、先輩を見ると概ね想像できるはずです。

うさみみの場合、若くから将来のための貯金に目を向けていて生活コストが少ないという武器を早々に手に入れたので、結婚生活により生活が厳しくなるという感覚はありませんでした。
逆に、DINKs時代は面白いように貯金できました。
結婚により独身より生活コストは上がりますが、独身×2より生活コストはかかりません。

結婚により経済的に厳しくなるというイメージは必ずしも正しくはなく、やり方次第でむしろメリットになるはずです。
結婚と漠然と考えていては「養っていけるか」や「生活できるのか」という悩みに押しつぶされそうですが、しっかり考えていけば活路はあるはずです。
もちろんその前に、出会いが必要ですし、(詳しくは語りませんが)相性も大切ですね。






<子育てで感じる事>


子育ての経済面にふれる前に、先に子育てで感じる事を書いていきます。

子育てを経験してみると、幼稚園や小学生の子どもの親と言うのは、○○ちゃんのお母さんやお父さんという風に認識されます。
子どもの年齢が同じであれば、その親が何歳であろうと付き合いが生じるものなのです。
当然のことながら、若いお母さんもいるし、かなり年上のお母さんもいます。
子どもを通じた年齢を超えた付き合いの中で、こどもを産むのを先延ばしにすることの影響を知る事ができるのです。

もちろんここで知る事というのは、既に子どもを産んでいる段階なので、これから子どもを産むかどうかを考えている人にとっては体験しようのないことです。
子育ての先輩から聞く機会があればいいですが、割と周りにいないのではないですか。
子育てを一段落させると、働きに出る人が多いですから。

うさみみ家は、だいたい中間くらいの年齢でした。早くもなく遅くもない感じ。
若いママさんは7・8歳若いし、年配のママさんは40代です。
20代から40代までという幅広いママさんの世界は、それなりにいろんな人間ドラマがあるようです。
うさみみは妻から聞く話だけなので、知らない事も多いようですが、それぞれの年齢にあったそれぞれの方のドラマはいろいろ考えさせられます。

特に感じる事は、「若さは強い」ということです。
子育ては、気力と体力勝負でありますし、その辺の影響もあって精神的にもかなり消耗します。
その面では、若い方が圧倒的に有利です。

「若いと精神的に未熟では?」って
全く外れではないかもしれないし、人にもよると思いますが、実感としては的外れかなと思います。
「立場が人をつくる」ということだと思います。






<若いお母さんに負けられない>


こどもを産むのを遅らせると、かえって将来の生活が厳しくなる可能性があるかもしれません。
それは「若いお母さんに負けられない」という意識が芽生えやすいことです。

どうしても若いお母さんを見ていると、「若いのに頑張っているな」という気持ちと同時に、「若いお母さんに負けられない」という意識をもちがちになるようです。
若い親は貯金が少なく、年配の親は貯金がそこそこあるとしたら、その若さに対抗するために見栄にお金をかけがちになる要素となるなんて本で読んだ事があります。

そういった見栄は、教育費は育児グッズ、服装といった形で表れるので「自覚のない見栄」であることが多く、家計を圧迫する可能性があります。
一方、若い親は貯金が少ないので、見栄にお金を掛けようがないというのもありますが、そもそも若さゆえにそんな必要もないでしょう。
年配の親は人生の先輩でもあるので、対抗意識を燃やすことも少ないでしょう。

現実は、こどもの年齢が同じ(近い)であるという共通点と、親であるという共通点で主につながっている訳ですから、全くの対等な世界なんです。
つまり、年輩だからというビハインドは意外に小さく、むしろ若さに圧倒されて我を忘れがちになるかもしれません。

これが仕事であれば若い人のパワーに対抗するのに、経験という武器となります。これは強力です。
しかし、子育てに関して言えば、子育ての経験値は子どもの年齢が同じなのでほぼ同じとなるので、年齢が武器になるとは言い難く、むしろ引け目に感じる人が多いようなのです。

うさみみの妻は、対抗意識自体薄いし、若い人がしっかりしていると相手をちゃんと認めているので上手く付き合っているようです。
年配の方とも同じように付き合っているようです。
競い合うよりも、認め合っていければいいなと思います。






<不妊症と高齢出産のリスク>


この話題は、こどもが2人いるうさみみの立場では書きにくい話題であり、さもすればタブーとされる要素をはらんでいます。
ゆえに、人生を考える上でとても大切なことであるのに、多くは語られないのです。
有名女性歌手が、ある発言で物議をかもしだしてからますます耳にする事がへりました。
なので、あまり詳しくは書けませんが…。

まず、不妊症に関しては、別のエントリーでうさみみ家の体験を書いています。

(参考となるエントリー)不妊治療を経てこどもを授かる

大切な事は、子どもは産もうと思ってもすぐにできるとは限らないという事です。
これは子どもを産もうと思う前から、なかなか意識できる事ではありません。
なので、自分で調べるなりして1つの知識として頭に入れて人生を考えるのがよさそうです。

高齢出産のリスクに関しては、更に語られる事が少ないですが、子どもが欲しいと思った時には必ずといっていいほど、自然に耳に入って来ることでもあります。
高齢出産のリスクは何が正しい情報なのかは分からないという面があります。
35歳あたりが1つの境目という研究が多いですが、これも自分で調べるなりべるなりして1つの知識として頭に入れて人生を考えるのがよさそうです。

周りに該当するママ友もおられ、強烈な葛藤の中、出産に踏み切られたり、断念したりと。
現実にこどもがダウン症であったりという方もおられます。
そもそも出産そのものが母体の年齢に関係なくリスクがあることですので、そうした勉強はやっておくべきです。
うさみみも妻も、生物化学的な分野は詳しいので、若い時から既知のことではありました。






<経済的な理由での先延ばし>


先に出産にまつわる事を書いてきました。
それらが避ける事が出来ない事柄であるのに対し、経済的な面に関してはやり方によってコントロールできそうな部分があるにも関わらず、現代の環境ではここをネックに考えている人が激増しています。

経済的に成り立たなければ出産は厳しいものになるのは当然です。
一方で、経済的な理由で先延ばしをすれば、上記の要素でのリスクは増えていきます。
これらのことを若いうちから総合的に考えられる人は、まずいません。
うさみみも経験してきたからこそ、こうして書けるのであって、先にも書いたように勢いでここまで来ているわけです。

ただ、その経験から言わせていだだくと、「経済的な理由で出産を先延ばし」というのは、経済的なリスクを減らそうとする一見賢そうな行為ですが、必ずしもそうではないかもしれないという視点も併せて持ってほしいと思うのです。
(出産を先延ばし=出産の希望はありという前提)

少し言い方を変えると、将来の経済的な不安からある程度お金を貯めてからこどもを産むという風に考える人も多くなっているようですが、その視点だけで判断して本当にいいのかどうかを再考すべきだと思います。
だからこそ、経済的な話以外のことを先に書きました。

雇用不安が重くのしかかる時代、共働きも普通になりつつあるのかもしれません。
うさみみ家のように、シングルインカムでは厳しい時代になっていくのかもしれません。
共働き夫婦を見ていると、一般的にはシングルインカムに比べて、収入は多いが支出も多い傾向にあるようです。
シングルインカムとダブルインカム、どちらを選ぶにせよ収入が安定しない時代には将来の不安は増大しています。
そうした中で、子育て費用の負担はとても重いものです。

(関連するサイト)■子育て費用シュミレーション

ちゃんと親としてやっていけるかだけではなく、子どもを養っていけるか不安になるのは自然な事です。






<子育てと手取り収入>


子育て費用は、子どもの生活費を含めると、1人当り2370万円といったような数字になるようです。
2人育てると、素敵な一戸建てが買える様な金額です。
負担額だけでみるとそうなるのですが、子どもを育てることで子どもがいない人と比べて手取りの収入が増えるのです。

子どものいない先輩がうさみみの給与明細を覗きこんで、「なんで俺より多いのか」と聞いて来た事があります。
扶養手当が支給されるところだと、同じスキル(役職)であってもこういうことが起こりうります。
こうした収入そのものが増えるだけではなく、手取り収入が増えることもあります。

■扶養手当
■所得税・住民税の所得控除
■児童手当
■子ども手当
■出産一時金
■乳幼児医療制度(これは収入増ではなく負担減)
など

これらは子どもがいることで手取り収入が増える要因です。
年間にすると意外に大きい額になるのです。
子育て費用が大きくても、比較の対象を子どもがいない人とすれば、これらの要因で得られる部分を子育て費用から除いた金額が、実質的な負担額になります。
このことは子育てしている人には自明のことですが、これから子どもを産もうかと考えている人は、莫大な子育て費用の方に目を奪われがちです。

うさみみ家では家計簿をつけていないのではっきりわかりませんが、小学生くらいまではこういった手取り増の方が子育て費用より多かったかもしれないと感じています。
衣服はほとんどもらいもの、幼稚園は公立、勉強は自宅学習など、子育て費用はかなりかかっていないというのもありますが。
実際、子育てをしているから貯蓄のペースが落ちたという事実はないし、むしろ少し加速した印象を持っています。

さすがにこれからはそういうわけにはいかないのは分かっています。
でも、「小学生までは本気で貯め時」なのは分かりいただけたと思います。
大きな出費はその先でかつ時期も概ねはっきりしています。
子どもが欲しいのにある程度貯金してからというのもすばらしい考えではありますが、ただ子育て費用が莫大だというイメージからだけ考えだったという場合には、こうしたことも視点に入れておくのは悪くないと思います。


まとまりない話で申し訳ありませんが、どんな選択もメリットとデメリットが存在するので、万人共通の正解などないので仕方がないですね。
このエントリーを書いた意図は、若いうちの出産を推奨するというのもではありません。
流れ的にそういう印象を持たれた人が多いかもしれませんが、誤解のないようにお願いします。

若いうちに出産した人にはこれらのことは過ぎ去ったことであり、資産形成とか現実の子育てにぶつかっているということになりますから、どうしてもこの手の話題を書けば、こういう流れになりがちなだけです。
他にもいろんな視点があると思いますので、一つの視点としてみていただければと思います。








「子育て」の見出しへのリンク⇒エントリー一覧(ホームページ)へ

  
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