洗面台の混合水栓蛇口からの水漏れの直し方(修理)
20年近く住んでいると水回りのメンテナンスが欠かせません。
洗面台の混合水栓の取っ手の部分から水漏れがするということで、パッキンが原因だと考え分解してみました。
黒く汚れているのでパッキンがすり減っているのだと感じました。
洗面台の排水パイプからの水漏れなんかも自分で治しましたし、やれば意外にできるものですね。
(関連するエントリー)自分で洗面台の配水パイプからの水漏れ・排水栓・Sトラップ修理・取換え
<洗面台の混合水栓の蛇口の分解>
水漏れしている場所からどこが悪いのかを推測して分解を試みます。
今回は混合栓を回す取ってのあたりからの漏水ですので、パッキンの劣化が原因だろうと考えました。
とりあえず混合栓の蛇口を分解してみました。
■まず、洗面台の下の止水栓を閉めます。ない場合は、水道メータの近くの止水栓を止めます。

■小さなマイナスドライバーで、キャップを外し、ドライバーで中のビズを外します。
■ハンドルを上に引き上げると外れます。
普段、手に取ってひねるところをハンドルというようですが、これを外すのにちょっと時間がかかりました。
ハンドルの外し方は、単に上に引く抜くだけだったんですけど、固くなっていたので壊さないかと慎重になってしまいました。
冷静に考えてビスで止まっているのだから上に引く抜けるはずと思ってやってみるとあっさり抜けちゃいました。

ハンドルを外すと、三角パッキンを押えるカバーがついていて、これを外していく事で分解できるようでした。
■パッキン押さえを外し、軸のようなものを取り出します。

中から取り出したものを分解してみました。
上についていたものから順番に、左から並べています。
このうち「三角パッキン」、「三角パッキン受け」そして「ケレップ」は消耗品として交換します。
【三角パッキン】
【ケレップ】
<三角パッキンとケレップの購入>
分解した「三角パッキン」と「ケレップ」はゴムでできてて、水を漏らさないためのものですが、劣化してくるものなので消耗品です。
触ってみると黒い粉が手についたり、黒い水がついたりするのが劣化の証です。
これらは消耗品なので、三角パッキンだけとかケレップだけの交換ではなく、両方とも交換した方がいいと思います。

三角パッキンはパッキン受けとセットで、呼び径13のもので約100円です。
また、ケレップ(温水可)は呼び径13のもので3個セット約150円です。
ホームセンターに車で買いに行くとガソリン代くらいでこれらの水栓補修用品が買えてしまいます。
ちなみに私は健康のために自転車で片道30分かけて買いに行きました。
購入する際には、分解したものを持っていくか、呼び径をしっかり確認しておく必要があります。
<蛇口の水漏れの直し方>


■使い古した歯ブラシなどで軸の汚れをとる。
■ケレップをゴムが下になる様に入れる。
■軸に下からパッキン受け、三角パッキン、パッキン押えの順に差し込んで、ケレップの棒に差し込む
■ハンドルをかぶせ、上からビスでとめ、キャップをする。
■止めておいた止水栓を開き、漏水がないか確認をする。
これで洗面台の混合水洗の蛇口からの漏水(水漏れ)修理の完了です。
自分で簡単にできますね。
今回の修理作業をやってみて、水道の蛇口からポタポタ水が止まらない原因は、水栓上部の三角パッキンではなく、ケレップの方に問題があったのかなと思いました。
取り外した三角パッキンを改めて見てみると、割としっかりしている気もします。
でも、これらは消耗品だと考えればこうした機会に全部変えておく方がいいなと思いました。
なんせ材料費は150円程度なのですからね。
このエントリーは、2012年12月8日にUPした記事を修正しています。
このエントリーは、2011年11月3日にUPした記事を修正しています。
(関連するエントリー)自分で洗面台の配水パイプからの水漏れ・排水栓・Sトラップ修理・取換え

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