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    支出と収入を把握する形(家計の支出割合)

       
    ストックとフローと家計簿」というエントリーで、うさみみ家の家計簿についての現在の考え方を書きました。

    家計簿をつけている人、つけていない人の両方からたくさんのコメントをいただきました。
    家計簿については、重要な道具だと思っています。
    家計簿をつけていないうさみみがこう書くとうそくさいですが…本音です。
    ただし同時に、「家計簿=健全な家計」ではなくて、健全な家計を営むには家計簿とは別のノウハウもあるとも思っています。




    <収入と支出を把握する方法>


    遊民さんにトラックバックいただいたエントリー「家計簿の重要性」から引用します。

    資産の変動だけを追っていると、その間の(収入ー支出)がいくらなのかを知ることはできても、収入と支出がそれぞれいくらなのかはわかりません。そこで家計簿をつけることによって、年間の総支出額を記録するようになりました。
    もちろんリタイア後も家計簿は続けています。
    物価変動などによる支出の変動を見たり、各年齢ごとに必要な資産残高を推定する(これが不明のままだと、たとえば60歳で1億円という目標の妥当性も判断不能)という意味において、その重要性はむしろ歳を重ねるごとに増していくのではないか、というのが私の考えです。


    相互リンク先である遊民さんは40代で早期リタイアを実現されており、いろいろ勉強させて頂いている方の一人です。

    以前は、家計簿という形での家計管理はされていなかったけれども、リタイア前から家計簿つけられているとのことです。
    家計管理において収入と支出の両面を把握する事は、かなり重要ではないかということです。
    特に、早期リタイアするという決断を下すにあたっては、支出の把握が重要なようです。
    収入と支出を把握するという意味での家計簿の重要性は、歳を重ねるごとに増していくというのは理解できます。


    家計簿に期待する役割として、

    ■無駄な支出を把握するための道具
    ■収入と支出を把握するための道具


    があると思います。

    ストックとフローと家計簿」では、前者の点について書いたものの、後者の点にはふれていませんでした。

    なんでこんな当たり前のことを書かなかったのか…。
    収入と支出の総額の把握に関しては、月末の資産チェック時と確定申告時に大まかに把握できるから、それを家計簿の重要な機能として飛ばしてしまっていたという顛末です。
    故に、このエントリーを書かなければと思いました。

    収入と支出を把握するためには、家計簿をつけるのが一番確かな方法です。
    家計簿をつける事で、収入と支出を総額だけでなく、費目ごとの支出も完全に把握することができます。
    ここで無駄な支出がないかチェックをかけることが可能です。

    うさみみ家が以前家計簿をつけていた時は、1円単位まではやってないけど、そういうことをやっていました。

    ■家計簿は金銭感覚を育てる効果が高い

    家計簿をつける事で、金銭感覚を養う効果が期待できると思います。
    (もちろん単に家計簿をつけるだけではダメですが。)

    自分なりの金銭感覚を身につける事は、生きて行く上でとても重要だと思います。
    金銭感覚というのは、「生活に関わるバランス感覚」ではないかと考えています。

    (参考になるエントリー)金銭感覚と貯金

    家計簿をつけることで、自分なりの金銭感覚を身に付けたつもりです。
    それにより、無理に我慢しているという感覚を持たない中で、高い貯蓄率を実現することができました。
    無駄な支出を把握するための道具は、自分なりの金銭感覚を養うのに活用していくことにつなげていきました。


    一方、「収入と支出を把握するための道具」の方ですが、「総額であれば」必ずしも家計簿という形をとる必要はないと今は思っています。
    家計簿をつけることが一番よい方法であることは確かですが。

    うさみみ家は、続けられそうもない事は別の続けられる方法に置き換えてできるだけ無理をしないという考え方です。
    一番良い方法だからって続けられなければ無意味ですもんね。

    (ちなみに、続けられなくなったのは「幼少期子育ての時期」だったと思います。2人目が産まれてからは、本当に心も壊れそうなくらいの状況でしたから…。ただそれまでに金銭感覚を磨けていたことが幸運でした、それは家計簿をつけていた効果だと思います。)


    人生設計についてブログで書いていますが、「収入と支出の把握」は必須です。
    これがなければ、そもそも老後の生活費のシュミレーションをすることなど不可能なのですから。

    ただし、人生設計や老後の生活費のシュミレーションにおいては、細かい費目ごとの支出は必須ではありません。
    総額がわかれば対応が可能です。


    うさみみ家の場合の総額のチェックは、おおざっぱにいえば、

    <毎月の資産チェック時>
    ■月末の資産の時価評価を行う。
    ■リスク性資産の初期投資額に対する評価を算出する。
    ■資産の時価評価の前月比とリスク性資産の初期投資額に対する評価の前月比から貯金額を算出する。
    (ただし、金利収入・株式の配当金なども引く必要がある)
    ■貯金額と「天引き貯金額+ボーナス」と比較し、多ければ目標達成とする。

    <確定申告時>
    ■確定申告のデータから大まかな給与収入の把握を行う。

    こんな感じです。

    このような方法は10万円単位くらいの精度しかありません。
    大まかな把握では満足しない人には、不安が残る方法だと思います。
    リスク性資産を持っている場合は、あまり精度を追求しても仕方がない面もありますし。






    <予算を決めて家計簿でチェックする>


    家計簿の活用の実例で素晴らしいと思った例があります。

    もう1つのブログの相互リンク先であるあつまろさんのエントリー「あつまろ流家計管理」から引用します。

    ①P(PLAN、計画)
    ・人生のライフプランキャッシュフロー表を作る。
    ・支出予算(年間、月間)を決める。
    ・日々の支出削減作戦を立てる
    ②D(DO、実行)
    ・家計簿をつける
    ③C(CHECK、点検分析)
    予算と実績(家計簿)のかい離確認。無駄遣いを把握する
    ④A(ACTION、改善)
    ・来月、来年に向けて改善活動を実施。
    ・人生のライフプランキャッシュフローを更新する。
    この家計管理方法を通して、2010年は今年の見直しを行うことで、家庭内の事業仕分けした結果、09年比で数十万単位の削減で予算(家計支出)を立案しています。


    うさみみ家は、家計簿をつけていた時でも、費目ごとの予算を設定することはしてませんでした。
    (ただし、天引き貯金を増やしていく事で、支出総額の目標を設定していました。「でっきるかな?」みないな遊び感覚ですが、これも「予算」といえないでしょうか?。ちなみに天引き貯金を増やすためにPDCAサイクルのようなものを回すことになります。)

    家計簿をつけている方の多くは、費目ごとの予算を決めて毎月チェックしている人が多いです。
    このようなPDCAサイクルは非常に有効ですね。

    家計簿をつける事が目的ではなく、支出をコントロールすることに生かしていくことが大切だと思います。
    (家計簿をつけてないうさみみには、これを書く資格はないかも…)

    このPDCAサイクルは、家計簿という形でなくても可能だと思います。
    どのように家計を把握するのかは、それぞれ自分が続けられる方法で、安心できる方法がいいですね。





    <家計の支出割合とマネープラン>


    上記ののらりくらりの話をしっかり読んでくれる人は少数だと思いますが、読んでくれた方の中には「家計簿をつけるべきか、家計簿はつけなくてもいいのか一体どっちやねん」と思った方もおられると思います。
    実は、そういう風に考えてしまうということであればお金はなかなか貯まらないと思います。

    個人的な考えですが、極端に言えばPDCAサイクルを回せる形であれば、「家計簿をつける、家計簿をつけない」はどちらでもいいと思います。

    家計簿を付けない場合は、いつまでにいくら貯めるのかという計画が必要です。
    そして収入総額と支出総額を把握し定期的(月次、四半期毎、年次)にチェックし評価することが大切です。
    目標を持ち、何が良かったか、悪かったかを振り返ることが重要です。

    家計簿を付ける場合も、何が良かったか、悪かったかを振り返ることが重要です。
    そしてさらに大事なのは、マネープラン的なビジョンを持つ事です。

    支出総額は、「収入総額-貯金総額」で大雑把に把握できるんです。

    家計簿をつけることで、支出の詳細を明らかにすることができます。
    家計簿で支出の詳細を知り貯金をひねり出すポイントを探るのはとても効果的で、そこを重点的に生活を見直せば効果も高いはずです。
    家計簿をつけなくても、「貯金総額」を増やす目標をたてて生活を見直していくという意思があればそして重点的に生活を見直すポイントを知っていればそこはある程度カバーできます。

    「私達の意識」が一番大事なんですね。
    その意識を高めるには、例えばこんな妄想もありかと思います。

    「家計の(収入に対する)支出割合」を低くする事が出来ると、もちろん貯金額が増えます。

    ・家計の支出割合が10%→9年間で1年分の生活費を貯める事が出来る
    ・家計の支出割合が20%→4年間で1年分の生活費を貯める事が出来る
    ・家計の支出割合が30%→2.3年間で1年分の生活費を貯める事が出来る
    ・家計の支出割合が50%→1年間で1年分の生活費を貯める事が出来る

    生活コストを低くする事ができれば、加速度的に余裕ができてくるということです。
    家計の支出割合を10%から2倍の20%にできれば、1年分の生活費を9年間の半分以下の4年間で貯める事ができるんです。
    まあ、これは数字遊びにすぎないんですけど、貯金できるようになると楽になるのも早いんですね。

    これを子どもの教育費で置き換えてもいいです。
    「子どもの教育費を○年までに1000万円貯める」という目標をたてたとして、貯金額が増えればどれだけ早まるかを妄想してみるということです。

    要するに「将来の支出」と「貯金額」を意識して比べてみるということは、「現在の支出と将来の支出のバランスを取ること」を意識することにつながっていきます。
    家計簿を付ける付けないよりも先に、マネープランもどきでもなんでもいいですから、そうしたことを意識して、目標を持ちPDCAサイクルを回していく習慣づくりを目指すことが大切なんじゃないかな。






    このエントリーは、2009年12月14日にUPした記事を修正しています。


    「貯金生活を始めよう」の見出しへのリンク⇒エントリー一覧(ホームページ)へ
     
      
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    テーマ : 家計簿
    ジャンル : ライフ

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    先日は、お祝いコメントありがとうございました。
    いつもながら勉強になるエントリ記事ですね。大変興味深く読ませて頂きました。

    みか

    みかさんへ

    本当におめでとうございます。
    みかさんの家族に幸あれ(*^_^*)

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