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こどもの養育費(教育費)と統計データの罠

 
子どもの教育費や養育費に関しては、毎年さまざまな統計データが公開されます。
我が家の教育費は、既に貯め時から大きな支出への準備段階に移行しつつあり、以前から子どもの教育費には関心がありました。
ただ、そうした教育費や養育費の統計データを追いかけることについては、関心が持てていません。
面倒だと言うのが一番大きいですが、統計データを追っかけて増えた、減ったに振り回されるのが嫌だということです。

こどもの養育費ということになると、「大学卒業までの教育費+生活費」を指しますが、1人当たり2000万円以上かかるというデータが多いです。

私は「子育て費用のシュミレーション」で紹介している様に、 子ども1人あたり2370万円を意識しており、我が家の場合は娘2人なので4740万円と考えています。




<統計データを追いかけない理由>


養育費に関しては毎年のように統計データが示されるのですが、私は上記の統計データを使っています。

 kyouiku3.gif


なぜ最新の統計データにしないのかですが、面倒だというのは置いておいて、「個人的に」あまり意味が無いと思うからです。

その理由の1つは、子ども1人あたりの養育費2370万円というのは、人生設計を考える上で1つの目安になるのですが、現実には一気に準備しなければならないわけではないという点です。

上表は統計の元データから、子どもの学年(年齢)毎に、便宜上割り振ったものです。
なぜこのような表を作ったのかといえば、これまでに子育てに使ったおおまかな費用がわかるからです。

我が家の場合は、平成21年3月末時点で
<小5> 2370-1709=661万円
<小3> 2370-1831=539万円

平成23年3月末時点で
<中1> 2370-1584=786万円
<小5> 2370-1709=661万円
を支出したと考えることができます。

こどもさんがおられる方は、是非、同じような計算をしてみてください。
はたして、それだけの支出をしたという実感が残っているでしょうか?

我が家の場合は、786+661=1447万円を既に子育て費用として支出したということになりますが、それだけの支出をしたという実感はまるでありません。

こうした実感と統計データの差は、子どもが中学生くらいまでかも知れないんですけど、差を感じるのであればどんどん新しい統計データを探し求める必要性は私にとってあまりないと感じました。




<教育費のみで見る>


子どもの養育費や教育費については、私はこのように分類しています。

■養育費(子育て費用)=学費+習い事費+生活費 
■教育費=学費+習い事費
■教育費=養育費-生活費

子どもの教育費で考えてみると、平成23年3月末時点でこれまで支出したと考えられるのは
<中1>177万円
<小5>237万円  となります。

合計で414万円となります。
養育費で考えた場合の1447万円に比べて、約1000万円少なくなりますね。
414万円ならば、実感に随分近づきます。
それでもやはりそれほど支出したという感覚が持てないのですが。

子育て費用を全体額で算出するのは、人生設計の概略を考える上では意味があると思っています。
ただ、現実にどう対応していくかにはあまり意味をなさないのかもしれません。

現実には、子育てに関する生活費は、家族の生活費として支出されているのが自然だと思います。
要するに中学生くらいまでは生活費も学費もごちゃまぜという感じです。
そういうことですので、普段の生活以外に教育費として積み上げて準備しないといけないのは、主に高校と大学の学費や独り暮らしの生活費というのが現実的です。





<統計データの罠>


子どもを育てるための総費用は子どもの養育費であり、教育費だけではなく子どもの生活費を含みます。
子どもを産む時に人生設計において考えておくべき数字です。

こうした統計データは子育て費用がものすごい金額であるということを印象付けるものです。
子育て費用として1人2370万円と言われれば、びっくりしていまします。
この2370万円という数字だけを見て、こどもは諦めようと短絡的に判断される人もいるかもしれません。

子どもを育てるにはかなりのお金が必要であることは間違いありません。
それを踏まえて明るい家族計画をたてるべきです。

それには、統計データを注意深く掘り下げて見る必要があると思います。
こういうのは「統計データの罠」という表現が正しいのかもしれません。


まず注目すべきは、いきなり2370万円必要となるわけではないということです。
子どもが授かってから約20年間といった長い時間をかけて計画的に準備すればいいことにも注目して欲しいです。
それでも、年間約120万円貯めていかなくてはいけない計算になります。

でも、現実に貯めなければいけないのは、あくまで子どもの教育費(大学生の下宿代を含む)だと思います。
高校生くらいまでの子どもの生活費は、家族の生活費としての家計管理に含まれて管理しているのが一般的だからです。
わざわざ、これが子どもの食費でこれが大人の食費と分けるわけではありませんから。

そうなると実際、準備しなければいけないのは、子どもの教育費として1030万円、大学の生活費として396万円ということになります。


「統計データの罠」でもう1点あげておきたいのは、こうした統計データはあくまで平均値であるので、子どもの進路によって金額が変わってくるのはもちろんですが、必ずしもかける必要のない費用も含まれているということです。

(関連するエントリー)子どもの学習費はいくら(文部科学省:子どもの学習費調査より)

上記のエントリーでは、高校生までの子どもの教育費の統計データを紹介しています。
このうち学習費塾代や習い事などの補助学習費は、各家庭によって支出が大きく異なると思います。

我が家について言えば、こんなにお金かけてないなというのが正直なところです。
ここで、平均以上にお金をかけているからいいとか、お金がかけてないから十分な教育を与えられていないという風に考える必要は全くなく、教育費へのお金のかけ方は自由に選択できると考えていくべきだと思います。
必要以上に平均値に惑わされてはけないということです。

そもそも、平均って何なのか説明できないわけです。
平均的教育費はどんなものなのか実態を把握しようとせず、ただ平均値という数字だけ見て一喜一憂する必要はないということです。

お金の準備の目安としてとりあえず平均を目指すのは、1つの考え方として有力です。
しかし、公立学校と私立学校への進学進路によってものすごく差が生じるように、どのように子育てにお金をかけていくのかは、自分たちで考えながら選んでいけるものです。
平均値がこうだから何かさせなきゃってことではなく、お金をかけないならそれでも問題ないと思います。
必要なだけの工夫をすればいいだけです。




<お金がかからなかったこと>


我が家の場合ですが、子どもが小学校4年生くらいまでこども服は下着以外買ったことはありませんでした。
子どもはすぐに大きくなっちゃうわけですが、世の中には捨てるよりありがたくもらってくれることを望む人が多いものです。

新品にこだわらなければ、親戚や友人から集ってきます。
案外ブランド服もかなり回ってくるので驚きです。
他の家庭はそんなに子ども服にお金をかけているんだと我が家との差を意識するわけですけど、そこにお金をかけずに済んだ分、他に回せるのでそこは気になりません。
そして、我が家で役目を終えた子ども服は、また次の「ありがたく」もらってくれる人に受け継いでいくのです。

他の人のお古なんて考えられないというのも1つの価値観であり、親の思いがそこにあるのでしょう。
各家庭で違って当然です。

小学校の間に使う自転車も買ったことがありません。
市の方でリサイクル自転車をもらってくるからです。
(これはどこの自治体にもある話ではないですが)
ちなみに中学生からは通学に使う自転車ということで、新品を買っています。
長く使えますからね。

このように工夫すればお金をかけないことが可能なことはあります。
そこで使わずに済んだお金はプールしておいてもいいし、他の事にも使えます。

女の子の服代ってものすごいです。
恐らく○百万円は助かってると思いますよ。
そんなこともあって、今まで子育てに統計データが示すようなお金をかけたとはとても思えないんです。

「統計データ」というのは、数字だけが一人歩きしがちです。
どうしてそういう数字になっているのかを見ないで、ただ数字だけ見ても参考になるどころか毒になりかねないという案外怖いものなのかもしれませんね。






このエントリーは、2008年7月19日にUPしたものを修正しています。


「人生にかかるお金」の見出しへのリンク⇒エントリー一覧(ホームページ)へ

 


 
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    子育て

    娘さんの服、自転車の話は、ほんと、素晴らしいと思います。また、娘さん2人がきちんとした子に育っているのがよく分かります。
    きっとそうした、うさみみさんの姿勢が娘さんに伝わっているのだと思います。

    のっぽ187さん

    セコイネタばかりで…でも、みんな捨てるのはいやなんですよね。
    妻がパートに行きだして、最近はネットオークションで子供服を買ったりしています。
    結構楽しんでますね。
    これから服代がたっぷりかかってきそうです(笑)

    うさみみさん、こんばんは(^o^)
    子どもへのお金の使い方に感心いたしました。この調子ならば、将来、娘さんがブランド品で散財するなんてことはなさそうですね(笑)。

    子供が夏休みだと・・・

     息子の時は甥っ子姪っ子のお下がりで小学校へ上がるまではすみましたが、小学校へ上がると男の子のお下がりは極端に減ります(男の子の場合着尽くすので雑巾行きが多い)娘は服に無頓着な兄に比べ2歳児の頃から好みの服を選んで着る傾向があり、頂いても処分の方が大変なので現在は自分の気に入った者を店で選ばせています。バーゲンコーナーから自分で選んだ服は愛着を持つのか大切に着ていますし不思議と娘に似合いなかなか良いセンスと親ばかです(笑)
     ディズニーランドはファーストパスを2回利用してジェットコースター系全て含んだ13アトラクションを巡り帰宅時はぐったりしてしまいました。暑かったのでアイスと飲み物とかで一万円も使ってしまい、その他土産や食べ物などでえらい散財をしてしまいました!まぁ、熱中症になるよりはましですからね。
     今日は映画(ポケモン)を観ます。何だか、夏休みは財布の紐がゆるくなります・・・・。

    コメントありがとうです

    >スライルさん

    反動で、散財するかもしれないですね(笑)
    お金を貯めて、必要なものを買うということは覚えているようです。
    最近、おねだりされることはないですね。


    >ha-kunnさん

    物を大事にする心が育っているようですね。
    うちもネットオークションで買ったものは特別なようです。
    いつも買い与えるとこの特別という感覚がないんでしょうね。
    TDLお疲れ様でした。また行きたいって言われるでしょ(笑)
    うさみみの娘は、それぞれ6000円ほど散在してましたよ。娘のお金だからどうぞ自由になんですけどね(笑)

    人間関係って大事

    我が子もお下がりを色々と頂きカワイク過ごしているようで非常に助かっています。
    人並みにですが、友達や回りを大事にしてきた結果だと感じています。

    お金って大事ですが、せこく貯めているだけでは、なんとなく良い人生になってくれないような気がしています。

    うさみみさん家族もきっとそんな感じではないかといつも思っています。

    そんなわけで、参考にさせて頂きます♪

    かえるさん

    お下がりって結構、キャワイイ服があったりするし、汚しても平気だしいいですよね(^^♪

    >人並みにですが、友達や回りを大事にしてきた結果だと感じています。

    ほんと、おっしゃるとおりです。
    ブログを読めば、かえるさんの温かさが伝わってきますよ(笑)

    お金は使うべきは使うのですが、その意味は、使わないでいいものは工夫するって意味もありますよね。
    結構、楽しいですね。自分で組み上げていくのが。
    積立投資のいい面を充分に分かっていながら、スポットで買ってしまう…自分で組み上げるのが好きなんです(笑)

    No title

    確かに、習い事費や生活費は普段の家計に組み込まれるのが自然な形ですよね。私も積み上げる部分としては高校、大学くらいの学費を考えるのが、しっくりきます。実際にはこの部分の学費が大きくなりそうですから。小学 中学と私立に通う場合は、学費の金額の大きさで少し違ってくるようにも思えますが。どちらにしても学費の掛け方次第で金額の幅が大きいので平均値は参考程度にしか使えませんよね。

    自転車って市からリサイクルで貰えるんですね。知りませんでした。早速調べてみます(笑)

    water boyさんへ

    実際には高校や大学の教育費も家計に組み込まれてくるだろうと思っています。
    家計簿を付けてないので、明確に分ける意味がないといいますか。

    つまり、貯金を取り崩すというよりは、貯金できる額が少なくなるだけというのが実際のところですね。
    2人とも大学生の時は取り崩しかもしれません。

    自転車の話ですが、撤去自転車を自分で修理するという形です。
    市によって違うでしょうし、そういう取り組みがある方が多いのかどうかもわからないです。

    プロフィール

    あり&うさみみ

    Author:あり&うさみみ
    40歳代です。

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