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    中学生のための「個性別」超勉強法~タイプを分ける

     
    「中学生のための個性別超勉強法 中山治」を読みました。

    親になると子どもの勉強が気になって仕方がないのかと思っていました。
    でも、娘は毎日コツコツと勉強をやっているので、普段は気になりません。
    だからこそ実は気にかけていないといけないのかもしれません。
    例えば見当違いの勉強をしているのでないかとか、いい方法を知らないのではないかなどでしょうか。

    だからといって「こうすべき」みないなことを言いたくありません。
    そこは自分で考えて学ぶという種を奪いかねないという意味でです。
    とはいえ、ポイントポイントでのプチアドバイスは欠かせないと思います。
    そのためには常に子どもの様子を気にする事や特にテストの後の会話を大事にしています。





    <心構え>


    入試にも成功し、子どもの能力も燃えつきさせない学習戦略がぜひとも必要となる。
    偏差値やその他のデータは自分に必要な部分だけうまく利用する。
    まず最初は点数にはあまりこだわらずに学力養成を第一に考え、入試本番半年くらい前からいかに点を取るのかのテクニックを身につける。
    頭の良さにもいろいろある。テストの成績だけで「頭の良さ」を判断しない。 



    子どもは中間テストや期末テストの点数に目が向きがちになるのは自然です。
    学習の成果が試されるテストですから当然です。
    しかし見落とすと怖いのは、理解している事と理解できないこととケアレスミスの違いであり、それをいかに次に生かすかという視点です。
    中学1年生後半から「苦手」というものが出てくるようです。
    親としては特に「苦手克服」さらには「弱点克服」を気にする時期だと思うんです。
    そうした「苦手克服」の習慣は中学2年生のうちに身につけてもらいたいと思います。
    だからこそ会話する機会があれば、他の事はほとんど触れることなく、苦手なのかなと思う部分だけに絞って話すようにしています。

    点数のことも山あり谷ありあるでしょうが、次に生かすという視点を伝え続けることを重視しています。
    テストは年5から6回あるので、テスト後にそれだけ会話する機会があるわけですが、いいたいことはたくさんでてきます。
    でも、あれもこれもいっても混乱するだけだし、特に感情的に思いついた言葉は呑み込むべきで、1つか2つにポイントを絞って手短に話すようにしています。

    子どもと勉強の事で話す機会を増やしたいと言うのなら、計画する力(テストの花道)でも書いたような教育番組を一緒にみるというのもありだと思います。
    雑談のように一緒に話しながら見るようにし、その雑談の中で自然にいろんな考え方を示唆していくなんてのも面白いと思います。



    <個性の分類>


    この本は、個性別=タイプ別の勉強法を提唱しています。
    従来の画一的な勉強法つまり「皆が同じ勉強法でいいのか」という視点から書かれています。
    「正統派勉強法」と「裏技勉強法」の長所と短所をピックアップしています。
    どんなことでもそうですが、2面性があるのです。

    さて個性の分類には3つの軸があるようです。

    ■テキパキ型:勉強の習慣をわりと身につけやすく、また計画性を持って勉強をすすめていくことができるタイプ
    (学校から帰ってくるとさっさと宿題を片づけてから遊ぶとか勉強には手のかからないタイプで通信添削にも向いている。)
    ■のんびり型:中学生の皆さんのほとんどはのんびりタイプ


    うちのみみ姫は概ねテキパキ型だと思います。
    その長所を生かすには、宿題づけにする形の塾に行かせるのはもったいないかなと思います。
    決められた事をやるのにもテキパキできるはずですが、それでは自分で計画的に進めることができるという長所を奪いかねないし、量につぶされる危険があるように感じます。

    みみ姫自身も塾はNGで自分のペースでできる通信教育を希望しました。
    (関連するエントリー)進研ゼミ中学講座の体験記(評判など)
    通信教育が向いているかどうかは、まずやらせてみることだと思います。
    中3になってから「やらせてみる」では大変ですので、子どもの希望を踏まえながら、子どもの適性を早めに探っていくことも親としてはやっておいて損はないことだと思います。

    一方、のんびり型の子どもは「このままではいけない。少しは勉強しなければ」と思っていると書かれています。
    やる気はあるけど体が動かない、どうやって勉強していいか分からない、そうしているうちに時間だけが過ぎていく、そのうち勉強法が分からなくて嫌いになるというメカニズムが書かれています。
    いくつか対策が書かれていますが、言うのは簡単だけど…という対策だという印象を持ちました。


    ■完璧主義者:本を読むにしてもザッと流して全体の流れをつかむ読み方ができず、はじめから一字一句おろそかにしない読み方しかできないような性格の人をいいます。
    ■いい加減型:勉強では苦労します。勉強でははじめはあまり細かいことを気にせずに、ということがよくいわれますが、それも程度問題で、細かくても基礎的なこともたくさんあるわけです。


    完璧主義者は、素晴らしいと思いがちですが、やはり一長一短があります。
    難問や分からないところを適当に飛ばして、まず、全体を押えるということが性格的にできないタイプということです。
    完璧主義者で成功するのは能力が高くないといけないわけですが、能力が追いつかなければ挫折しやすいという部分を意識しておく必要がありそうです。
    いい加減さがあれば挫折からも立ち直りが早そうですが、完璧主義者がぺしゃんこになると大変です。
    完璧主義者には思い切って薄い教材、問題数を絞った教材を使うのがコツのようです。
    学問には幹と枝があり、まず幹を完璧にするという戦略がポイントだということです。

    いい加減型の生徒は、意識的に復習の回数を多くすることがポイントなようです。
    復習はすればするほど労力がかかりませんし、うる覚えがしっかり頭の中に定着していくことが期待できるということです。
    まず、全体の骨格、幹をつかみ、復習を繰り返すうち細部を覚えていくというのが理想形なんだそうです。


    ■理解型:「う~む、マイナス掛けるマイナスはなぜプラスなんだろうか、どうもよくわからん」とばかり、考え出すとそこで引っかかってしまって一歩も先へ進めなくなってしまうタイプ
    ■暗記型:つべこべ言わずになんでもすぐ暗記しようとすることによって勉強を乗り切ろうとするタイプ


    数学には決めごとが多いので理解型だと引っかかってしまいがちです。
    理解型は英語も引っ掛かりやすいそうです。
    理屈で理解しようとすると無理がある部分で引っかかってしまうと言う事です。
    学問は今はよく分からなくても、後で理解できるようになることはいっぱいあるので、時に丸暗記も大切だということです。
    逆にいえば、学問によっては丸暗記の方が大切な教科もありますもんね。

    暗記型の生徒はよほど暗記力が優れていないとすぐ挫折する運命にあります。
    人間は理解できないことは覚えにくいもので、覚えられるか否かですべてが決まるのであれば、力が足りなければ挫折するということです。
    人は事柄を理解しようとする過程でどんどん覚えるもので、理解と暗記は両輪だということです。
    暗記型の生徒には勉強の対象に興味をもってまず理解しようと意識していく事で、面白く感じる事ができるようになれば自然に暗記していけるということのようです。



    <個性の分類の意義>


    これらの個性の分類は面白いと思ったので、記録の意味でとりあげてみました。
    こうした分類に意味があるのかどうかはわかりませんが、整理して考えるのはよいと思いました。
    どのタイプも一長一短があり、陥りやすい罠があり、生かすべき長所があるわけで、バランスが大切なんだと思います。

    この「バランスが大事」という答えは恐らく正しいのだと思いますが、人間の性格というのは簡単にはかわりません。
    いざという時ほどもろに性格がでてしまうものです。

    またこの本にも書かれていますが、人をきっちり分類する事は不可能ということです。
    ですから、このように人を分類してそれに応じた勉強法を細かく考えるのは無意味だといえます。
    だったら、分類する意味はないということになりますが…。

    人は学びながら、最後は自分独自のものを編み出す


    親である我々は、子供のころ悩みながらも自分なりの方法で切り抜けてきたのではないでしょうか。
    もちろん親のいいなりになっていた人はそうではありませんが。

    勉強法を教えてもらうのではなく、自分で考えられるようになるというのを大切にしたいと思っています。
    この本がただタイプ別の勉強法を紹介するような、どこかの教材販売と同じような内容ならば取り上げる事はありませんでした。
    こうした分類別の長所短所を意識しながら、正統派や裏技派も組み合わせながら、さまざまなパーツを組み合わせる自分なりの作戦を実行しながら、柔軟に自分に合わせてどんどん修正していくという理想形を目指すことが大切なのではと思います。

    であるならば、親は自分の成功体験を一度さっぱり捨てるべきかもしれません。
    自分がやってきた勉強法などを子どもに押し付けるべきではなく、どうすべきかを一緒に悩みながらさりげなくアドバイスできるようにできたらいいなと思います。
    そのためには、親も研究しておく必要があります。
    子どもと話す絶好の機会はそう多くはありませんから。

     
               

     



    このエントリーは、2011年4月22日にUPしたものを修正しています。
      
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    テーマ : 中高生の親
    ジャンル : 学校・教育

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    No title

    こんばんわ、いろいろ示唆に富んだ記事でとてもためになります。
     うちの中2の娘の場合だと、中学最初のテストでテスト勉強を友達とやっていたので、私が「気が散ってやった分の勉強にはならない。。むしろマイナスになるよ」とか、毎回テスト時には「言葉は漢字をしっかり確認して覚えろ」とか、「テストでの間違えをしっかりやり直すのが先々役に立つ」とか「実技は暗記でその時だけ覚えればいい」などなど、結構自分のやり方を押し付けてる(ヒントを与える?)感じなので、反省する部分も多いかもしれませんね。                                         しかし、勉強も含め、親が何言っても結局は自分で消化して自分流のやり方を見つけるんだから、きっかけ作りには役に立っているんじゃないかと自分自身ではで正当化している部分もあるんです。。矛盾しているかもしれませんが。(苦笑)

    尾張侍さんへ

    それだけアドバイス出来るほど気にして見ているんですね。
    私は逆にあまり見てないんです。
    テストの結果を見た時とか、たまたまそういう会話になった時くらいで。

    音楽を聞きながら勉強しているのですが、「気が散らないか?」と声を書けた事があります。
    聞きながらの方がいいということなので、「そうなんや」とだけ答えました。
    この時、この子のやり方にあまり口出しするのは良くないのかなと思いました。この子はこの子、うさみみはうさみみなんだと。

    おっしゃるとおりどのみち「結局は自分で消化して自分流のやり方を見つける」のかもしれません。
    ただ、親が言ってるのだからと自分で考えなくなっているようだと良くないと思うので、そういう部分は見守り続ける必要があるのかなと思います。

    なんでもそうですが、矛盾があって普通だと思います(笑)

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